ひろひろ

やかましく生き続けて25年。 映画のこととか、思ったこととか。 ポッドキャストではディ…

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やかましく生き続けて25年。 映画のこととか、思ったこととか。 ポッドキャストではディズニーネタ多めで喋ってます。 https://stand.fm/channels/615aa5a3afa93b18fcc53ee0

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  • やかましい映画語り

    ざっくりと、映画についてのお話はこちら。

  • ひろひろです。

    「わたし」の話です。

  • たまに旅。

    旅行記的なものを集めていけたらと思います。

  • 青い風船(創作)

    音楽アーティスト「廣井弦」の曲に、たまに詞を提供しています。 作詞をするときには、自分の中でひとつの物語を構築しているのですが、ここではそんな創作短編を(恥ずかしげもなく)公開しています。

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人生すぎるから『パルプ・フィクション』を流し込む。

今さらの『パルプ・フィクション』である。 本作に特別の思い入れがあるわけではないし、改めて世界中のオタクたちに異論を呈すような変態じみた考察をしたいわけでもない。ただ、こういう映画こそ、時に人の心を癒し、明日を生きる活力となり、人生だなと笑える要素をもたらしてくれることもあると、そんなことが言いたいだけなのである。 世の中は広くて狭い。タランティーノの大出世作となった『パルプ・フィクション』だが、その評価は1994年のアカデミー賞脚本賞受賞という形で映画史に刻まれている。監

    • 発情期よ明け暮れなれ。映画『憐れみの3章』が映すもの。

      ヨルゴス・ランティモス監督の新作『憐れみの3章』を鑑賞してきた。 前作『哀れなる者たち』と、ほぼ同じキャスト。 なんなら伝えようとしているメッセージまでも限りなく近いところにある、と思ったのだが、わたしは圧倒的に本作『憐れみの3章』のほうが好みの映画だった。 ひとえにそれは、作品ジャンルが「ダークファンタジー」であるか、「ダークコメディ」であるかの違いに収束すると思っている(言わずもがな『哀れなる者たち』がダークファンタジーで、『憐れみの3章』がダークコメディね)のだが、

      • そして、憧憬というか礼賛というか。

        前回の記事では、最近の愚痴っぽい話をしてしまったから… 今日は同じ世界線の中でも、少しばかり前向きな話題に振ってみようと思う。まぁ、最終的には「大変なんだよトホホ」に帰着するのだが。 *** 25年生きてきて、おそらく初めての感情を抱いているのだけれど、たぶんそれは俗にいう「あこがれ」というもの。 今わたしには、たぶん、憧れている人がいる。 羨みや敵対の気持ちは一切なく、真っ直ぐに、あこがれ。 事あるごとに‥‥というほどではないが、ふとしたときに「あの人だったらなんて

        • 郷に入っては、片手でタクシー止めて赤信号でも堂々と渡れ。

          人生初の海外旅行でニューヨークを訪れたときのこと。 当時はまだ"好奇心"より"心配性"が勝っていたわたしだったので、たかだか1週間ほどの旅行なのに、要らん荷物をたくさん持って大きなスーツケースをゴロゴロと転がしていた。 スーツケース片手に観光をする不便さといえば、国土の狭い東京がまったく酷いもんだが、今思えばニューヨークも大概である。 中でも「こりゃ日本が世界一安全な国って言われるわけだ…」と、妙な納得感を覚えた出来事が、五番街から少し離れた街中の交差点を渡ろうとしたと

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        記事

          "コスプレ"を読み解く。

          我々ディズニー並びに映画オタクたちは、来る10月~12月に向けて、現在「節約・裁縫・筋トレ」に励んでいるのではなかろうか。 そう、ハロウィンからコミコンまで、"コスプレ"シーズンが到来するのである。 近頃では渋谷のハロウィンイベントをはじめ、すっかりコスプレカルチャーも当たり前のものになってきた。 "コスプレイヤー"と呼ばれるガチ勢の皆さんから、「~っぽい」を目指す"バウンドコーデ"にチャレンジする方々など、その楽しみ方は幅広い。 わたしも今年は「ディズニーハロウィン

          "コスプレ"を読み解く。

          『ハズビン・ホテル』と『ヘルヴァ・ボス』に毒されてるだけな気もするが、階層社会の到来を感じる今日この頃。

          相変わらずどうでもいいことを真面目に、真面目なことを適当に語りたいだけの性分でお送りしている note だが、本日も漏れなくそういう話である。 *** 今年2024年は、映画やドラマや音楽シーンの盛り上げりがイマイチ…と思っている人も多いかもしれないが、実はその裏で海外アニメがアツい。個人的には、今年いち激アツホットなカルチャーは海外アニメだと思っている。 代表格は無論、遂にそのベールを脱いだ『ハズビン・ホテル』のAmazonプライム独占配信だ。 若き女性アニメーター

          『ハズビン・ホテル』と『ヘルヴァ・ボス』に毒されてるだけな気もするが、階層社会の到来を感じる今日この頃。

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          【MCU】パワポ大好き人間が、昼休憩の合間に作った『サンダーボルツ』予習資料。

          【MCU】パワポ大好き人間が、昼休憩の合間に作った『サンダーボルツ』予習資料。

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          noteの「スキしました」っていう表現がとても好きだから、それはそのままでいいんだけど、時たま思い出し笑いができるほど面白い記事に出逢えるときがあるから、それ用に「腹抱えて笑いました」みたいなボタンがあってくれてもいいと思ってる。

          noteの「スキしました」っていう表現がとても好きだから、それはそのままでいいんだけど、時たま思い出し笑いができるほど面白い記事に出逢えるときがあるから、それ用に「腹抱えて笑いました」みたいなボタンがあってくれてもいいと思ってる。

          下戸の嗜み炭酸飲料。

          noteの投稿企画に「炭酸飲料についての投稿を募集します」の一文を見つけ、「炭酸飲料についての投稿ってなんだよ。笑」と一瞬笑いそうになったのだが、いや待て。わたし、炭酸飲料にはだいぶお世話になっているではないか。 もう20歳を超えてからというもの、我が人生、炭酸飲料とともにあり、と言っても過言ではないくらい、炭酸飲料には大変大変お世話になっているではないか!! そう、酒が飲めないサラリーマンは、炭酸飲料に日々助けられているのだ。 その感謝を、今ここで綴らせてくれ! **

          下戸の嗜み炭酸飲料。

          パリ五輪も閉幕したのに『ミッドナイト・イン・パリ』が頭から離れない。

          ヴァンゴッホの名画『星月夜』をなぞらえた背景が、ひと際目を引くあのポスター。 2011年公開の映画『ミッドナイト・イン・パリ』を、皆さんはご覧になったことがあるだろうか。 監督ウディ・アレンの性的虐待疑惑(結局、証拠不十分として不起訴になっているようだが)も記憶に新しく、映画の外で巻き起こるスキャンダルが、作品に余計なフィルターをかけてしまうことに、我ながら残念な気持ちを抱くものの、やはり作品それ自体に罪はなく、良いものは良いと言って然るべきだなと感じる今日この頃。 今

          パリ五輪も閉幕したのに『ミッドナイト・イン・パリ』が頭から離れない。

          「こちら返信不要です🥰」と書かれていたから。

          優しくて、気遣いができて、真っ直ぐな人なんだろうと思う。 *** 先日、とあるコメントをいただいたのだが、その最後に「こちら返信不要です」と書かれていた。 そう言われた以上、わたしから返信をすることはマナー違反だと思うので、心の中で「ありがとうございます」とだけ呟いて、そっとパソコンの画面を閉じようと思った。 …のだが。 その前段に記されていた「同じような境遇で」というひと言がどうにも気になり、勝手ながらコメント主さんの投稿を見に行ってしまった結果、わたしは今こうして

          「こちら返信不要です🥰」と書かれていたから。

          別に恋人じゃなくてもいいんだけど。

          昨日の雑にポエミーな記事を振り返ったら、なんとなく今の素直な気持ちも書き残しておきたくなったので、痛々しい恥部をここに置いておこうと思う。 *** 突然自分語りをはじめて申し訳ないが、長くお付き合いしていた恋人と別れたのが今年のはじめ。 ひとりで過ごす時間が増えて、大好きな夏を超えて、かれこれ半年以上が過ぎた。 別れを決めたそのときは、怒りも悲しみも通り越し、ただただ20代の半分を無駄にしたんだと嘆く自分がいたけれど、2~3日も経てば別にどうでもよくなって、その間会えて

          別に恋人じゃなくてもいいんだけど。

          夏のカップルも微笑ましく見られる自分が好き。

          お盆が明け、厳しい夏の暑さはまだまだ継続中…しかし、確実に夏の終わりを感じる今日この頃。 今年の夏は、ひどく現実的にひとりで過ごす時間が多かったわけだが、それはそれで風情のあるひと時だった。 昨年までは、隣ではしゃぐあなたの声ばかりに耳を傾けていたけれど、それが消えた今年は、蝉の声や街中の風鈴の音、花火大会に向かうカップルの浴衣が擦れる音や下駄の響きが驚くほど鮮やかに感じられ、見えなかった世界が見える喜びに、ちょっとばかり自分を好きになることが多かった。 愛することを学

          夏のカップルも微笑ましく見られる自分が好き。

          夏の終わりと秋の始まりを感じたら『グラビティフォールズ』を観よう。

          決して大きな表舞台には姿を現さずとも、人知れず誰かの心を掴んで離さない「海外アニメ」の沼。 わたしは幼少期に観た『パワーパフガールズ』『フォスターズホーム』『フィニアスとファーブ』『ペンギンズ from マダガスカル』といった名作たちを皮切りに、傑作『アドベンチャータイム』『ミッドナイトゴスペル』『リックアンドモーティ』『シンプソンズ』『サウスパーク』などなどと、完全にその沼から引き返すことはできなくなっている。 中でも、比較的万人受けしそうで、且つこの愛を高らかに叫びた

          夏の終わりと秋の始まりを感じたら『グラビティフォールズ』を観よう。

          「東京ディズニーリゾートに片道500円以内で行けるところに住まなきゃいけないんです。」

          アホかと思われても仕方がないが、高校3年生のとき、進路指導室で担当教員にわたしはそう言った。 わたしにはどうしても上京する理由があった。 それは、東京ディズニーリゾートに片道500円以内で行けるところに住む必要があったから、である。 *** わたしの出身は北関東の田舎。 東京までは約3時間ほどで行き来でき、物理的に考えても決して到達不可能な場所ではなかった。しかしこの「行こうと思えば行ける」に隠された見えない壁の歯がゆさたるや、微妙な地方出身者の多くが共感してくれること

          「東京ディズニーリゾートに片道500円以内で行けるところに住まなきゃいけないんです。」

          『16タイプ性格診断好きの人に100の質問』

          今さらながら、割とハマっているMBTI診断。 元はといえば会社の後輩が(ハラスメントの勢いで)MBTIの面白さを語ってくれたことがきっかけだったのだが、その後何かと"自分自身に向き合う時間"みたいなものを取る機会が多く、そのたびにちゃっかり参考にしていた。 わたしは生粋のENFP-Aというタイプ。 今回は同じENFPであるマッコイさんという方がアップしていた「『16タイプ性格診断好きの人に100の質問』にENFPが答えてみた」という記事を見つけたので、同じENFPとしてわた

          『16タイプ性格診断好きの人に100の質問』