見出し画像

青春18きっぷで卒業旅行したお話

ある昼下がり、貧乏人の閑話

「卒業旅行行こうぜ」⟵わし(22)
「いいね〜、行こう行こう」⟵友達(21)

ーーーーーーーーーーーーー
(まずい、卒業旅行たっぷり楽しめるだけのお金ないのに卒業旅行の約束してしまった…!捻り出せる金額は5-6万…普通であれば新幹線の往復でほとんど消えてしまうぞ…!どうするどうする!?)

上記の会話は全て現実にあった話で、そして後先考えずに物事を切り出した馬鹿は自分です。ただし、捨てる神あれば何とやら、こんな姑息で盲滅法な人間でもどうにかできるアイテムあります。青春18きっぷです。この記事は、青春18きっぷを使って、楽しい卒業旅行をしてきた紀行文となります。

青春18きっぷ?

青春18きっぷは、日本旅客鉄道(JR)が発売している、ほぼ全ての在来線普通列車を、その日の始発からその日を跨いだ最初の駅まで乗り放題乗り換え放題という内容の切符になります。全国のJRの「きっぷうりば」がある駅、サポート付き指定席券売機設置駅から購入可能です。

Wikipediaより。使用日が、〇回(人)に記述されていきます

購入可能期間と利用可能期間が定められていて、春季の分は4月10日前までに5回分使い切る必要があります。それ以降の期間では使用不能になるのでご注意ください。

青春18きっぷというぐらいですから18歳しか買えないのかというとそういう訳でもありません。年齢制限はございません。概ね「暇と体力を持て余してる18歳ぐらいが1番このきっぷで楽しめる」程度のニュアンスなんじゃないかなと思います。

普通列車…のみ?

そうなんです。普通列車と快速列車しか乗れないのがこのきっぷの最たる特徴で、何処へ行くにも長旅が強いられます。新幹線なら1〜2時間で行けるようなところでも、この切符を使って行こうとすると5〜6時間かかることも当然ある訳で、旅の多くを占める移動時間を耐えられる体力が必要です。

しかし、それを補ってあまりあるのがこの青春18きっぷ!時間さえかけてしまえば、JRの列車が通ってる場所(≒日本全国)に行き放題、それでいて12050円という安価、5回使えるということは最大4泊5日の旅までならこのチケットでこなせてしまうという、脅威のパフォーマンスを発揮してくれます!

自分らはこの青春18きっぷを使って、仙台〜宇都宮の旅を2泊3日で行ってきました。これから青春18きっぷ使って何かしたいだとか、来季販売の時の参考にしたいだとか、そういう人の参考になれば幸いです。



前日譚:旅行プラン決め

青春18きっぷは在来線しか使えません。もちろん乗りかえとかも多々ある訳で、どこに行きたいとかって言うのは、全て在来線がそこまで、あるいはそこに準じるところまで通っているか、時間内に行けるかどうかに掛かっています。

自分らはまず大雑把に「(都道府県)行きたいな」「そこなら何が名所かな?」みたいな感じに適当に都道府県をピックアップして、観光地を自由に出していきました。そこから在来線が通っている場所を線状に繋げていきルートを何個か用意してから、その名所の開場時間、アクティビティの営業時間などを勘案して、行ける場所と行けない場所を分けていき最終的にルートを決定します。

この作業が正直1番重労働で、これだけで丸1日かかりました。行きたい場所も多いのはさもありなん、観光地を楽しむ時間を概算しながらその駅に電車が来る時間や閉業時間なんかを上手く組みあわせながらパターンを考えるとキリがありません。でも観光名所を見ながら「ここ良いな、美しい」「ここ楽しそうだな、やってみたい」とか言い合いながら行く場所を選定してた時間が1番楽しかったかもしれません。

初日

さて、ルートも決まりいざ旅へ出発!ということで、初日は日が昇る前の5時に家を出て6時18分の赤羽発の宇都宮線内から合流することに。友人と合流し、乗り換え取り替えぐんぐん北へ。

赤羽-宇都宮ー黒磯-新白河-郡山-福島-白石-仙台-高城町-松島海岸
東北本線を使ってぐんぐん北に上がっていきました。
道中の列車内では、この旅中に全クリすることを目標にSwitchでマリオ3を2人でやってました。暇つぶし道具、大事!

道程

13時51分に松島海岸に到着。実に5時間半の旅路です。
大変きれいな駅舎だなと感動したんですが、どうやら最近リニューアルしたみたいです。

Wikipediaより

松島海岸駅には、松島の島嶼を巡る松島フェリーと、国宝の瑞巌寺が位置してます。フェリーの出航最終便が15時、瑞巌寺の閉業が16時です。フェリー先だと瑞巌寺観光が間に合わないため、フェリー乗船チケットを買うだけ買って瑞巌寺へ先に向かうことに。昼食はフェリーから降りてから。

瑞巌寺


瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といい、現在は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院です。
9世紀初頭、慈覚大師円仁によって開創された天台宗延福寺がその前身であると伝わっています。
13世紀中頃、鎌倉幕府執権・北条時頼公が法身性西禅師を開山として臨済宗建長寺派への改宗を行い、寺名も円福寺と改めています。
関ヶ原の戦い後、仙台に治府を定めた伊達政宗公は、仙台城の築城と併せて、領民の精神的拠り所とするため盛んに神社仏閣の造営を行いました。中でも戦国時代を経て衰退していた円福寺の復興には特に力を注いでおり、事業開始にあたり自ら縄張りを行い、平安の昔から「浄土の地」とみなされてきた紀州熊野に用材を求め、畿内から名工130名を招き寄せる等、政宗公の意気込みが感じられます。

松島観光協会

瑞巌寺は松島海岸駅から徒歩7-8分の所にあります。石畳の綺麗に整備された道を進んでいくと、自動券売機があり、そこで入場チケットを買ってから入場します。

針葉樹が伸びマイナスイオンが溢れるような素敵な空間です


ホラゲー中盤で鍵を入手すると入れるようになる感じの岩窟。
「法身窟」といい、西禅師と北条時政が出会った場所とのこと。
綺麗な梅の花が咲く本堂などがあります。
その枝の形から「臥龍梅」と言うそうです。


中門。これ単体で国の重要文化財。
本堂内の写真は撮影禁止でしたが、
金箔でギラッギラですごかったです(小並感)

ちょいと巻き目で瑞巌寺を観光し、御朱印を貰ったあと15時最終便の松島フェリーに間に合うように埠頭に向かいます。洞窟遺跡群を横目に総門へ通り抜けると、そのまま松島フェリーの乗船口がある埠頭へ出ます。

松島フェリー

松島は日本三景の名を冠する、島嶼の総称です。日本で最初に「世界で最も美しい湾クラブ」に選定されるだけあって、人を心酔させる景観を誇っています。その島嶼をフェリーで巡るのがいわゆる「松島フェリー」です。

松島フェリーの乗船券売り場は松島海岸駅近辺になんぼかありますが、いちばん無難なのは駅から出たすぐ左手前にあるチケット売り場で買うことでしょう。その日の内ならば、何時に買ったとしても好きな便に乗ることが可能です。


埠頭から見た松島。
正直松島を生で見た感動は、写真越しには伝えられません…
是非皆さんにも行ってほしい

埠頭で時間を潰していると、2F構成の観光船が到着。ガラス張りの屋内には席があって、座ってゆっくり観られるようになってはいますが、私はデッキで見たかったので外へ出ることに。ちなみに2Fはグリーン席で別料金がかかります。船内で売っている地ビールを飲み、案内を聴きながら松島島嶼を見て回りますが、正に絶景に次ぐ絶景。素晴らしい体験だったと思います。

仁王島。補修工事自体は行ってるみたいですが、
こんな形になったのは自然の力だそう。すごい

こうして松島のクルージングを終え、ここで昼食。とはいえ時間も16時過ぎでお腹ペコペコ。そんな観光客を、海鮮の露店焼きの匂いで鬼の様に引き込んでいく食事処がひとつ。「二八屋食堂」さんです。

串を買って食べ歩きでもしようかという腹積もりでしたが、
口八丁であれよあれよと店内へ。貝類まじで美味しかった
ここで食べた生牡蠣は、
「人生で1番美味しかった食べ物で賞」ノミネートです。
食あたりを恐れて美味いもんが食えるか!

松島の美景と美食を堪能したあたりで日が傾いてきました。初日のアクティビティはこれで終わりで、このまま折り返して仙台まで戻り、駅前のアパホテルで初日をゆっくり過ごすことになります。

松島海岸-仙台
本来は国府多賀城駅で下車して史跡を見るつもりでしたが、あまりにも寒すぎて風邪を引きかねないので泣く泣くパス。

その他もろもろ

6時頃に仙台に戻り、晩御飯。仙台と言ったら食べるのはもちろん、牛タン。晩御飯は出たとこ勝負でビビッときた所の牛タンを食べるという予定だったので、駅内にある「牛タン通り」からぶらついていると…

「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜」内の仙台駅に存在する物件に選ばれたという店を発見。せっかくなのでこの「味の牛たん喜助」さんで晩御飯を食べることにしました。

通常の牛タン、8枚切定食。
牛タンが美味いのは当然ながら、テールスープが絶品でした。
あとちらっと見えるタンブラー提供の「伊達」ハイボールが
めちゃめちゃ美味かったです

さくまあきら氏が舌鼓をここで打ってたのを想起しながら食べる。美味い。牛タンが不味いわけないのはそうなんですが、それはそれとして美味い以外の感想が出ませんでした。

こうして初日は終了。初めて泊まったアパホテルの設備やアメニティに軽く感動しながら眠りにつきます。

2日目

仙台朝市

2日目。アパホテルの朝食ビュッフェ(ご当地の食材や料理が非常に多くて素晴らしかった)を食べてから、仙台朝市に繰り出してみることに。正直めっちゃ迷った。地図とずっと格闘して、そして普通に近かった時の悲しさたるや。

昭和20年、空襲で焼け野原となった仙台駅前に多くの露店が立ち並び、そこに誕生した通称「青空市場」が、仙台朝市の起源と伝えられています。 その後、日本は高度経済成長時代に入り仙台駅前地区の都市化が進むなか、仙台朝市は生鮮食品市場として残り続けました。 1985年(昭和60年)には「仙台朝市通り商店街連合会」が発足し、商店街として初めて組織化が行われ、 1992年(平成4年)には「仙台朝市商店街振興組合」へ発展し、現在に至っています。

仙台朝市商店街


宮城まるごと*探訪より

仙台朝市は基本的に近隣住民向けの市場ですが、観光客にも開かれている市場です。一部のお店は冷凍便地方宅配サービスを展開しており、自分らもそこで鮮魚セットを購買し家に送り付けました。食べるのが楽しみですね。

ポケモンセンタートウホク

仙山線山形行が出る時間的にほんの少し余裕があったので、ポケモンセンタートウホクへ行ってみることに。ポケセンは場所ごとに異なるポケモンのモニュメントが設置されています。トウホクは誰なのか。

かわいいね

ビクティニやニャオハがいました。中には入りませんでしたが、どうやらカプ・コケコ等がいるみたいです。時間が圧してなければ店の中も覗いてみたかった気持ちもあります。早々とポケセン@PARCOを後にし仙台駅にあるSENDAIモニュメントをパシャっと撮影し、仙台駅を発ちます。また来たいと心から思う場所でした!

宮城峡蒸留所

仙台-作並
宮城峡蒸留所へは、作並から送迎バスが出ています。
このまま山形へ通り抜けるプランも考えていましたが、2泊3日ではなかなか難しそうだったのでこの案は没に。3泊4日以上であれば、十分回ることは可能かなと。

今回の旅のメインコンテンツ、宮城峡蒸留所にやってきました。宮城峡蒸留所は、仙台と山形を分断する奥羽山脈、その中腹に位置するニッカウヰスキーの蒸留所です。ニッカウヰスキーの蒸留所は、事前に見学予約をする必要があります。基本的に指定した時間通りの予約ツアーに参加する必要がありますが、時間を巻いて1本早く来れたため、1時間早いツアーの空き枠に入れてもらえることに!これは有難かったです。

あぁ^〜空気が美味いんじゃ^〜
ツアー後はニッカが作っている3種のお酒を試飲できます。
宮城峡は優等生ですね。優しく上品なお味がします。
アップルワインは女性も含めみんな好きな味!
有料バーラウンジで限定品を試飲!幸せのひととき。
宮城峡蒸留所限定をお土産で買いました。リーズナブルで良き。

その他もろもろ

作並-仙台-白石-福島-郡山-新白河-黒磯-宇都宮
同じような道を通って南下。
時間的に東京に帰ってくることも可能でしたが、大谷資料館が見たいという事と、宇都宮餃子を食べ歩きしたいという事で、宇都宮に泊まることに。
宇都宮駅1駅前でマリオ3は全クリ!ギリギリでしたが何とか攻略完了です😂

夜8時辺りに宇都宮に到着。宇都宮は言うまでもなく餃子の街ですが、それ以外にも「カクテルの街」という看板を背負っているそうです。それだけカクテルバーが多いなら、是非とも飲んでみたいと思い、街に繰り出すことにしました。Googleでバーを調べてると、評価4.8の店がヒット。すごい好数字に胸を高鳴らせ入ったお店は「BAR CHLOE」。地中海みたいな感じの扉を開けると何とバスタブがどんと置いてあり、なんかお風呂っぽい香りがほわほわ漂っていました。とても心地よい空間でした。

テキーラマンハッタン。作ってくれたバーテンダーさんは
テキーラは嫌いなそう笑
マンハッタンはテキーラベースが1番好きですね
とってもオシャレなバーでした!
ジャパニーズは希少なボトルばかりでさすがカクテルの街です。
まさにカクテル群雄割拠

3日目

2日目と同じようにホテルで朝食ビュッフェ(ご当地食材いっぱいでチョーおいしかった)を食べてから、バスで大谷資料館へ。当然ながらバスは別料金です。

宇都宮駅西口-資料館前

大谷資料館

ここ大谷という場所は、昔から採石の街であったそうで、良質な石が採れます。この資料館は、そんな採石場跡地を丸ごと史跡に残したという感じの施設です。

ちょー綺麗に切り取ってるものだから、
「マイクラかよ」みたいなことを言い合って施設に入ると…
度肝を抜かれました。
エジプト系のゲームの遺跡ステージか何かかな?と思うぐらいに
雄大で荘厳な空間でした。
ホラゲーか?
息を飲むとはまさにこの事。
これを見た時言葉を失いました。
原神で見たことある気がする

大谷寺

その昔、この辺り一帯は大小の岩が、まるで屏風のようになっていて、その中は広く平らに広がり、大谷と呼ばれていました。岩下からは水が湧き出して川となり、自然が作った城のようでした。この中には毒蛇が住んでいて、時々毒水を流し出し、鳥獣虫魚がこれに触れると、たちまち死んでしまったため、ここを地獄谷と呼んでいました。人間がこの水に触れると病気になり、最悪の場合は死に至り、五穀は枯れ、草木もしぼみ、人々は苦しみ、この地を捨てようとしていました。
時に大同、弘仁(810年)の頃、弘法大師が東国巡錫の折この話を聞き、里人のうれいを除こうと毒蛇の谷に入って行きました。人々はこれを聞いて喜びました。十余日の後、谷から大師が出てきて、毒蛇を退治したと告げて立ち去って行きました。
人々が谷の奥に入り中の様子を見ると、高い岩山に光り輝く千手観音が彫ってありました。観音の光明は山谷を一面金色に変えました。人々は弘法大師の不思議な力に感謝し、大師の偉業を貴み観世音に帰依して仏教を信仰する者が増えました。これが大谷寺の始まりです。

大谷寺公式サイト

国重要文化財である大谷寺は、大谷資料館から徒歩5分程度の所にあります。大谷石の産出地であるために、石を切り出して作った石窟寺院が多く、ここもその内のひとつです。坂東三十三観音の札所の19番目の場所だそうで、多くの人が訪れるみたいですね。

石から掘り出された千手観音像が本堂で隠されている形です。
堂内の撮影は禁止でしたが、千手観音像は凄かったです。
ただただ圧巻で、それしか形容できません

参拝して御朱印を貰い、後にすると係員から「平和観音像を観ないか」と誘われ、案内された道を進むと、クソでかい像が佇んでいました。

デカすぎんだろ…

この像は、太平洋戦争の殉死者を供養し世界平和を希求する高さ27mの観音像です。観音様が世界を遍く見ています。

階段を登り上に来れますが、腐るほどの1円玉が投棄されてました
神社の賽銭じゃないんだし、こういうの辞めた方がいいと思った

宇都宮餃子

さてバスで駅へと戻り、宇都宮餃子を食べる時が来ました。宇都宮餃子とは特に明確な決まりは無いけど何となく野菜の比率が多い餃子の総称だそうで、とりわけ「宇都宮餃子会」の加盟店が出している餃子が宇都宮餃子?なのかな?という訳で宇都宮餃子は結構曖昧な概念です。

よく分からないままに宇都宮餃子会の加盟店を見て言って、食べたいだけハシゴしようという形で店を探すも、あいにくの土曜。人がまぁ並ぶ並ぶ。本命の店は入れず、代替案として、駅ナカの「宇都宮餃子館」「宇味屋」の2店に入ることに。というのも、この2軒は隣同士の店でさしたる移動も必要ないからです。雨だるいから駅外に出たくなかったって言うのもあります。

宇都宮餃子館さんの8種セット+ネギ塩の餃子。
餡の中身に創作性を持たせるのはわかるけど、創作餃子なるものも
作ってるのは驚きだった。ネギ塩の餃子まじで美味しかった
宇味屋の餃子ラーメン。
栃木のご当地ラーメン、佐野ラーメンに水餃子が入ってました。
餡の主張がラーメンに負けてなくて、とても美味しかった。
食いだおれ最高!

旅行を終えて

宇都宮-池袋

という事で2泊3日の卒業旅行が終わりを迎えました。幸い3日目以外は天候にも恵まれ、抜群のロケーションで観光が出来たことは非常に幸いでした。仙台駅近辺は非常に環境が整っていて、将来ここに住もうかなと一考するぐらいには住みやすそうで素敵な町でしたね。楽しかったです。

ローコストの旅

この2泊3日の移動に使った料金やホテル料金、土産代や観光費はどれぐらいになったという所なんですが…

小さいところを考慮しないと、大体52000円程度の費用での旅となりました!予算に入り切ってよかった…

  • 運賃13000円強

    • 青春18きっぷ12050円

    • 宇都宮からのバス1100円程度

  • ホテル代14000円弱

    • アパホテル仙台駅北4400円程度+朝食1800円程度

    • チサンホテル宇都宮5500円程度+朝食1900円程度

  • アクティビティ費4000円

    • 松島フェリー1000円

    • 瑞巌寺700円

    • 大谷資料館800円

    • 大谷寺500円

    • 御朱印1000円

  • 土産代7000円程度

    • 仙台朝市三浦商店土産Dセット4000円弱

    • 宮城峡蒸留所限定3000円強

  • 食費13000円程度

    • 二八屋食堂4000円弱

    • 喜助3000円弱

    • BAR CHLOE3000円弱

    • 宇都宮餃子館2000円弱

    • 宇味屋1000円強

青春18きっぷの利点

上の諸費用のうち、交通手段だけを別のに置き換え、かかる費用を比較対照してみましょう。最寄りの池袋を始終端とし、
池袋-松島海岸/松島海岸-仙台/仙台-宇都宮/宇都宮バス/宇都宮-池袋
の交通費を計算します。

  • モデルケース:新幹線

    • 新幹線代20000円強(上野-仙台、仙台-宇都宮)

    • 在来線代4100円(池袋-上野180円、仙台-松島海岸往復840円、仙台-作並往復1100円、宇都宮-池袋1980円)

    • 宇都宮バス1100円

    • 合計25200円程度

モデルケース②として羽田-仙台の空路を検索してみましたが、高すぎて論外なので除外します。ともあれ、新幹線を使い同様の旅をした場合に比べ12000円も安くなります!

「新幹線で行くときはこんな歪なルート組まねぇよアホンダラ」と言われるかもしれません。確かにその通りだと思います。しかし、そこが青春18きっぷにしかできない強みで、行きたい観光名所に合わせてフレキシブルにルートを選定できることがセールスポイントなのです。

また、今回こそ2泊3日の旅でありましたが、青春18きっぷは最大5日まで使用可能です。つまり、日程を伸ばして使えば使うほどお得になります。どれだけ使っても12050円ですからね。

指定日数以外使わず、期間内に使う予定がもうないといった場合、金券ショップで売買が可能です。使用期限がある都合上、日が経てば経つほど価値が下落していくので、私も旅を終え池袋に着き次第、いの一番に売却しましたが、なんと2回券(=あと2回使える)の青春18きっぷが5000円で売れました!これはさすがに驚きましたね。言わば今回の旅は47000円の旅であったと言っても差し支えないでしょう。なんとローコストな卒業旅行でしょう。旅先で出し惜しみはしてないはずですが、結果的に財布に優しい旅となりました。

まとめると青春18きっぷは、「時間がかかる旅になるものの、柔軟な旅路が組める、非常に安価な旅券」です。それこそ暇な大学生や、長期休暇を取って旅行行きたいと思った社会人などには非常におススメであると言えるでしょう。

あ、あと旅先のホテルの朝食ビュッフェはまず間違いないってことも今回の旅で学びました。朝食のアテが無ければ、とりあえず朝食オプション付けていいと思います。というより付けましょう。写真を撮らなかったのが心残り。

これを見て「自分も青春18きっぷで旅してみたい/旅したよ!」って方は是非コメントしてくださいね!それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?