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コロナ禍で広がる学力格差

 「『コロナで急拡大する学力格差』大学受験が不利になる "ある学年"」という記事がありました。

 もちろんこの「ある学年」とは,

現高校2年生


です。高校2年生は,1年次の4月から休校になり,6月まで登校できませんでした。この時期は,

生活リズムを作ったり,勉強法を確立したり

と大切な時期です。いきなり出端を挫かれてしまいました。

 さらに,高2の2学期,つまり,今,オンライン授業になったり,分散登校になったりと,いわゆる

「通常通り」に登校ができない

状況の学校が多いのではないでしょうか。高2の2学期というのも非常に大切な時期です。特に大学受験をする学生にとっては,高2の2学期にスタートダッシュを切れるかどうかで,受験でうまくいくかどうかが決まってくるからです。

 しかし,このような状況が悪いのでしょうか。ここで反省するべき点は,一体何でしょうか。本記事にあるように,

遅れを取り戻すために詰め込み授業を行うこと

でしょうか。

アクティブ・ラーニングができないこと

でしょうか。

 私は違うと思います。本来,勉強とは自分でやるものです。休校やオンラインという状況をうまく活かして,きちんと自学自習のできる学生はきちんと成果をあげることができます。そうでない学生は,どんどん落ちていきます。

 日本の中高生の大半は,

勉強はできればしたくない

という意識のような気がします。だから,受験学年でなければ,勉強しないという学生が多いです。教員自身が,

このような意識を持たせていること

に問題があるのではないでしょうか。

 たとえば,教員の中にも,

大学に入ったら遊べるんだから,今は勉強しなさい

なんて,平然と口にする人がいます。このような発言は,

大学に入るために勉強するんだ

という意識を学生に植え付けます。

勉強の面白さを伝えることが教員の仕事

だと私は思います。それができていないと,

家だと勉強ができない

オンラインだとさぼってしまう

ということになってしまいます。

意識付けの面で反省するところがある

ことを再認識し,今後の指導にいかすべきなのではないでしょうか。皆さんはどう考えますか?

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