学習効果を上げるための学習計画と実行
計画を立てることは得意ですか?受験に向けた計画でも,資格試験の勉強でも,計画の立て方は基本的には同じです。前回は,長期・中期・短期目標の順で全体を俯瞰することの重要性を述べました。「全体」を見据えたら,次は「細部」です。つまり,
「短期目標」の立て方を具体化
します。もちろんここでも,
大→中→小
の順を意識しましょう。Aという教材(全24章)があるとします。
① その教材をいつまでに終わらせるのかを決める
教材の難易度,分量を考え,期日を決めましょう。ここでは,教材Aを3ヶ月で終わらせるという設定にします。
② 「月→週」へとノルマを設定する
①を踏まえ,まずは1ヶ月,そしてそこから1週ごとへとやるべき量を決めます。英語長文や現代文,古典の読解などやランダム演習系の教材であれば,最初は簡単でだんだん難しくなっていくことが多いこと,地歴や理数系,英文法などの単元別のものであれば,自分の得意不得意なども考えて,分量を決めることを考慮にいれられるとさらにいいです。
ここでは便宜上,単純に3で割って,1ヶ月で8章,さらに4で割って1習慣で2章ずつ終わらせるという設定にします。
③ 日ごとに落とし込む
②を踏まえて,1日にやるべき量へと落とし込みましょう。このときに,復習も組み込むことが重要です。問題集をやるときに,1冊すべてやってから2周目に入る人が多いですが,その週にやった単元は少なくとも2週,苦手なものであれば3週はやるようにすることで定着を図れます。
がむしゃらに量をやるだけでは,目標達成は困難です。目標を立てるためには,自分のことを理解していないといけなければいけません。
自分が1週間にどのくらい時間がとれるのか
どのくらいの分量をこなすことができるのか
自分の得意不得意は何か
など自分のことをわかっていないと,計画を立てるのにも時間がかかるし,立てたとしても大きく計画が崩れるということになりかねません。計画を立てることは自己分析にもつながります。
決めたら,あとは
実行あるのみ
です。どんなに立派な計画を立てても,実行しなければ目標達成にはつながりません。行動に移しましょう。
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