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リスニングはすべてを聴こうとするな!

 “DIAMOND online” の記事です。「相手の英語は『3割』分かれば理解できる」というタイトルです。まず,そこから一部を抜粋します。

● 一言一句漏らさずに聞くなんて、誰もやっていない
 英語でペラペラと話しかけられて「何を言っているのかさっぱり分からない!」と頭を抱える人は多いのですが、相手が話す長い文章をまるごとすべて聞き取る必要はありません。それは日本人同士の日本語の会話でも同じです。恋愛中の会話は別として、日常会話では、適当に聞き流しながら要点だけをつかんで対応しているのではありませんか?

  リスニングの指導でよく言うのですが,

普段の会話(日本語)で相手の言うことをすべて聞いていますか?

おそらく,そんな人はいないはずです。ではなぜ,英語になると「すべて」聴こうとするのでしょうか。普段やっていないことを,英語を聴くときだけやるなんてことは無理に決まっています。

 実際に話しているときであれば,話しているテーマはわかっている状態ですし,自分が知りたい情報を中心に耳を傾けているはずです。リスニングの試験となったら,設問に,自分が聴くべき情報が記されています。だから,先に設問を読むことで聴き取る情報を覚えておきます。また,テストのときには,選択肢も覚えておく必要があります。聞きながら解かないといけないからです。選択肢を覚えておかないと,気づいたら次の問題が流れているなんてことになってしまいます。

 すべて聴きとろうとすべきではない。ほしい情報を中心に聴き取る,大意をとろうとしながら聴くことを試みてみると,何か変わるかもしれません。


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