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現代の注目テーマ〜 「キャッシュレス社会」

 世界では次々とキャッシュレス化が進んでいます。スウェーデンでは,手にマイクロチップを埋め込む人も多いようです(上記の画像はその画像です)。
 一方で日本は,キャッシュレス決済率は約20%で,まだまだキャッシュレス化が進んでいるとはいえませんがこれから徐々に進んでいくでしょう。したがって,大学入試でも,キャッシュレス化に関する長文や自由英作文が徐々に増えてきていますし,今後も増えるでしょう。 

 2020年だけみても,上智大学(2/8入試),立教大学(全学部日程),立命館大学(2/4の全学部日程),成蹊大学(2/3入試),南山大学(2/11入試)の長文で出題されていきます。また,大阪大学福井大学では自由英作文のテーマとして出題されました。また英検でも自由英作文の出題歴があります。今後もますます増えていくので,注目すべきテーマです。

 では,キャッシュレス社会のメリット・デメリットを考えてみましょう。

<メリット>

① 犯罪
・窃盗・強盗など(violent crime)がなくなる
・偽札(fake money)の心配がない
・脱税(tax evasion)がなくなる

② 消費者視点
・支払い時間が短くなる
・現金を持ち歩かなくていい
・衛生に良い(better hygiene)

③ ビジネス視点
・レジ作業の効率化
 例.レジ点検が不要→ 他の仕事に回せる
・レジ(a cashier / a cash register)の列(queue)が短くなる

④ プライバシー
・消費者の動向がわかる

<デメリット>

① 犯罪
・個人データやネット上での詐欺(fraud / cybercrime)が生じる

② 消費者視点
・お小遣いやお年玉は現金の方がありがたみを感じる
・お金を使った感覚があまりないので,使いすぎてしまう危険性がある

③ プライバシー
・国から監視される可能性がある

 日本では,キャッシュレス化を利用した犯罪がニュースでも取り上げられることが多いので,マイナス面ばかりが浮かびがちですが,メリットもとても多いです。そもそも,メリットがなければ,世界的にキャッシュレス化が進むわけがありません。キャッシュレス化に関するテーマは,今後も出題は増えていくと考えられるので,自分の意見を言えるようにしておくといいでしょう。

 以下は,2020年の上智大学で出題された元となったネット記事です。参考までに。


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