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人は思った以上に周りが見えていない

先日、古民家をリノベーションする大学生のお手伝いに行ってきた。とてもエネルギッシュな学生で、どこか引き込まれる魅力を持っていた。

後日、その大学生に私の知り合いを紹介した。その時、知り合いに話した学生の一言に私は衝撃を受けた。

「僕、生まれつき左手が不自由なんです。」

よく見てみると、確かに彼の左手は、長袖から出ておらず、左腕の袖だけ少し、ぶらんとしていた。

私はその日、彼と会うのは2回目だ。1回目では、気づくことができなかった。気づいていたら、もっと彼の行動に対して手伝えたことがあったかもしれない。

人には、誰だって話づらいことがあるはずだ。それを察することができる人とできない人の間には、大きな壁があると思う。

この出来事は、自分の頭の中に課題意識を生んだ。「私は周りが見えていない」そう思った。


なぜ周りが見えなくなるのか

「その場に関係ない考え事」が頭の中にあるからだと思う。きっと、その場に意識を集中することができていたら、彼の腕に気付けていたはず。

具体的には「ぼんやりとしたお金の悩み」「仕事の悩み」「人間関係の悩み」人は、なんでも頭の中で思い悩む。今目の前で別の物事に取り組んでいるにも関わらず。

そして、SNSの利用がその傾向を加速させているのかもしれない。その場にいない誰かの出来事を追いかけるSNSでは、ますます妄想の習慣がつく。


どうすれば周りが見えるようになるのか

「考える時間」と「取り組む時間」を分けてみてはどうかと思った。そして、「考える時間」では、紙かパソコンに必ず文字起こしをすること。頭の中で考えるだけだと一向に考えはまとまらない。

取り組む時間は、目の前の物事やそこから得られる情報に集中する。別の考え事はしない。「今自分はどっちのモードだろう?」こう考えるだけでも意識は変わってくるかもしれない。


私にとって「周りが見えない」は大きな課題だ。文章化の力で、この課題を乗り越えられるようnoteを活用していきたい。


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