学びは喜び。

茂木健一郎「脳の上手な使い方」を読んで。

普通、勉強はつらいもの、嫌なもの、苦労してやるもの、と思われている。
でも、学ぶ喜びは、脳が感じる喜びの中で最も深い喜びだそうだ。
だから、学ぶとドーパミンがたくさん出る。

そもそも人類は、環境変化を経て生き延びるために、いろんなことを学んできた。
食べられるものと食べられないものの見極め方。
狩猟の仕方。いつ、どこに、どんな動物が現れるか。
農業の仕方。
仲間との協力の仕方。などなど。

環境に合わせて生き延びていくには、学ぶことが重要だった。
学びは生存率に直結していた。
だからこそ、学ぶとドーパミンがたくさん出るようにできている。

では、よりよく学ぶにはどうすればいいか?
脳にドーパミンを出させること。
そのためには、自分にとってやや無理めの課題を設定して、それをクリアすること。
そして、クリアできなくても、へこまずにまたがんばる。
この繰り返しで、どんどん学びが深まり、ドーパミンも出て、ますます学びが深まっていく。

学ぶことそのものが喜びであり、得られた結果としての学びは、血肉となり、人生を豊かにしてくれる。
学びは、そのプロセスも結果も、人生を豊かにしてくれる。

学び、すなわち人生。
人生、すなわち学び。

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