読書記録#4 高校生にもおすすめ!『史上最強の哲学入門』
こんにちは、こんばんは、ユウです。
閲覧いただきありがとうございます!
今回は飲茶著 『史上最強の哲学入門』を紹介します。
概要
ソクラテス、デカルト、ニーチェ…。強者の論を踏み台に、さらなる強者が出現する。偉大なる哲学者たちが繰り広げてきた頭脳と頭脳の闘いの歴史を、驚異的な嚙み砕き方でわかりやすく紹介する。
感想
非常に読みやすい哲学書だと思います。哲学分野の新書を何冊か読んだ後にこれを読んだのでサクサク読めました。
筆者は漫画『バキ』の大ファンということで、「哲学者同士を戦わせる」というコンセプトのもと書は進んでいきます。始めの数ページでは哲学の本とは思えないような文調です。
自分は読みながら、「考えるのって楽しい!」と思いました。一人の哲学者の考えに「なるほど」となった後すぐその論を喝破しようとする哲学者が現れ、またその人の考えに納得してしまう、の繰り返しでした。
じゃあ結局どっちが正しいんだろうと考え始めるわけですよね。もちろん甲乙つけ難いわけですが...
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高校生・大学生であれば基礎知識のあるような人物も多く登場しています。倫理・政治経済とかをやった人なら知っている(であろう)ホッブズとかアダム・スミスとかね。でも、平易な文章で書かれているので読みにくくありません。自分は国富論ちらっと読んだことがありますがあんなによくわからないことを綺麗にまとめられているな思いました。
本の第1ラウンド (第1章のようなもの) で「真理」についての話がありますが、自分はそこが一番面白かったです。特にヘーゲルの弁証法はしびれました。高校で倫理を勉強してこなかったのでこの辺の話についてよく知らなかったのでとても勉強になりました。
読み終わって思ったことは、「高校生にもおすすめできるんじゃないか?」ということです。高校倫理がよくわからない人は一度立ち止まってこうした本を読んでみるのも一つだと思います。
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以上で紹介を終わります。最後まで閲覧していただいた方、ありがとうございます。最後に「スキ!」していただけたら嬉しいです。
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