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4vs2のロンド~チャレンジ&カバー!への違和感~

ボクは言葉を大切にしたいなぁと思っている。
今、自分が言葉を大切にできているのか、というと自信はないけれど。

今回は、サッカーの話を真面目にしよう。

サッカーの言語化。
ボクの周りの指導者たちはそこまで重要視する人はいないけれど、世間的にはそれなりに話題になってるよなぁと思うし、それはもうだいぶ前からかなと思う。

ボクが初めて指導に携わったチーム。
正直サッカーの現場というものは、小学生のときと中学生のときの半年ほど、選手としてプレーしてからというもの、一切見たことも関わったこともなくて。
今の時代、どんなトレーニングするんだろう?と興味津々だった。まぁでも、そのチームは特に何か変わったことをしているというよりは、ネットに転がってるトレーニングを拾ってきてとりあえずやってるだけだったのだけど、それでもボクには新鮮だった。

おそらくチームに関わってすぐのトレーニングだったと思う。特になにか条件も付いてるわけではない、オーソドックスな4vs2のロンドが行われていた。
ボクがまず観察していたのは子どもたちの様子。6年生の子たちで、比較的ボールもよく回る。さすがに6年生にもなると上手だなぁと感心した。
一方で、DF側の2人。全く何もできていなかった。比較的プレーエリアは広めに設定してあったのもあるけど、それにしてもどうやって奪いたいのかが見えてこないし、それどころか表情からもどうしたらいいかわからない、という感じだった。

他のコーチたちは、攻撃側の選手へのコーチングばかりしていたので、じゃあボクはDF側の選手に追い込み方をコッソリ伝えてやってみよう、と思って。
ボール保持者に対して、2人の間のパスコースを囮にして距離を詰めて、出そうとした瞬間にパスカットを狙うってことをやってもらったんだけど、バンバン真ん中通されまくった。

こりゃいかん、ボクの失敗。

1stDFがどちらかのサイドを確実に塞いで、2人目のDFが次を狙うってことにすぐ切り替えて。ボール奪取の回数が格段に増えた。

あーよかった(笑)

そうすると、ボクが守備に関してコッソリ伝えていたのを見て、他のコーチたちからもDFに関してコーチングが出てくるようになった。
そのときに出てきた言葉こそ、今回のテーマである『チャレンジ&カバー』だったわけで。

んー…『チャレンジ』はいいとして、『カバー』ってつまるところの『カバーリング』でしょ?ボクのイメージとなんだか違うんだよなぁって、そのときに初めて感じた。

ボクもたしか小学生のときに、『チャレンジ&カバー』って言われてやっていた気がするし、それはそれでいいのかもしれないけれど、今回のそのトレーニングのときはどうにも納得できなくて。

きっと『カバーリング』ってなんだろう?ってことと、それに代わる言葉がないものか?ということ。この2つさえ解決できたらスッキリするよなぁって思った。というか、今も思っている。

とりあえず、今考えてることを忘れないようにメモしておこう。箇条書き。文章にするのはまた今度。

・ドリブルの有無
・1stDFの背後か自分の背後か
・スライド
・マーク

忘れないようにと思うのは今のところこれくらい。他の指導者さんたちはどんなふうに考えてるのかな。

というわけで、後日この記事に加筆していこう。
今回は一旦ここまで。

(2023年5月14日)

・ドリブルの有無
カバーリングって、1st DFの背後をケアするようなことだと思ってるんだけど、それは1st DFがドリブルで突破されたときに備えたものかなと。
何かルール的に指定がない限り、4vs2のロンドでは、特にドリブルをしてDFを抜くことは求められていないと思うし、実際目の前で子どもたちが取り組んでいたロンドはまさにそれで。
ってことは、そもそもカバーリングはする必要もないし、必死こいてカバーリングしても意味はない。だから、「チャレンジ&カバー!」とコーチングすることに違和感を覚えるのだ。

・1stDFの背後か自分の背後か
つまり、1st DFがプレッシャーをかけに行ったとき、右または左へのパスコースのどちらかを切りながらプレッシャーに行くと、もう1人のDFは1st DFのプレッシャーに行く角度なんかを見て、次の相手のプレーを予測しながらパスカットを狙うんだろうけど、まず狙われたくないのは自分の背後かなぁと。つまり、2人のDF間をズバーっとパスを通されちゃうことは阻止したい。そのためのポジション取りをしないとなと思う。
それが「チャレンジ&カバー!」のカバーリングに似てるんだろうけど、動きは似てても狙いは異なるから別物であろうと思うのだ。

・スライド
それで、その動きってなんだ?と思って探るうちに、これじゃんか!と思ったものが、“スライド”。1st DFの動きに合わせて自分の背後にボールを通されないためにポジションをズラす、修正する、みたいな動き。
カバーリングは、自分の前で発生する可能性のある突破に対処するために、縦横斜め方向へポジションをズラして準備する行動で、
スライドは自分の背後を狙われないようにするために、縦横斜め方向へポジションをズラして警戒する行動で、
という感じかなぁ?今度もうちょっとしっかり言葉にしてまとめておこう。

・マーク
メモったけど、これは何だっけ。思い出したら加筆しようかな(笑)

(2023年6月25日)