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プロ野球選手は性悪の方が一流なのではないか。

日ハムの調子が悪いので、野球を見てもつまらない。ということで今、野球を読んでいる。

大谷翔平よりダルビッシュ有。
松井秀喜よりイチロー。
王貞治より落合博満。
古田敦也より野村克也。

自分が好きな野球選手は概して性格が悪い。彼らのインタビューを読んだら、性格の悪い方が断然面白いんだもの。イチローのインタビューを読んだら、他の選手のそれを読めなくなる。彼は天才的なアスリートであると同時に、思考の人だ。

ダルビッシュは、打者の弱点であるインハイを突かない。打者を小細工で揺さぶるのが好きではないと彼は言う。変化球マニア故のこだわりから、結構打たれたりする。昔の日ハム時代、捕手の鶴岡とサインが合わず「ツーシーム!」と声を荒げたのには笑った。サインはバレてもいい。打たれない確信がある故の言動である。ちなみにダルビッシの語源は、ペルシャ語で「托鉢僧」。ストイックさの源は、これだったりして。

落合のホームランは独特の軌道を描く。ファールゾーンから急激にフックしてライトスタンドに入る。彼の軌道はワンアンドオンリーだ。メジャーにもいないのではないか。芸術に近い所業だ。彼の有名な練習法に「正面打ち」がある。ホームベース上に立ってボールを捌く独特かつ危険な内角克服法。原辰徳が教えを請うたら「けがする。お前には無理だ」と一言。原と落合の確執はここから始まったと、僕は勝手に穿った想像をしている。

巷では、大谷翔平もかなりの「性悪」と聞いた。同僚だった日ハムの上沢も近藤も、クソガキと表現していたw 最近のnumberも読んだけど、まだインタビューがかしこまってる。早くダークになってくれることを、切に願う。

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