見出し画像

Femtechを学ぶことは、私を愛するということ

皆さんFemtechが何を意味するか知っていますか?


フェムテックとは…
【women’s health(女性の健康) + technology(テクノロジー)】で女性のカラダの悩みを解決する、世界で注目されているテクノロジーのこと。
(ココカラーさんHPより https://cococolor.jp/tmd13)

私は今、femtechに夢中です。femtechは、女性の身体に寄り添って、社会の息苦しさから解放してくれそうだから。femtechは妊娠出産、女性特有の病気など、女性が人生で直面することすべてに寄り添います。私が中でも特に関心があるのが、生理、避妊、セクシャルウェルネスです。

こんなに女性の人生に密接に関係しているのに、なぜ今さらfemtech?
これ世界中のほとんどの国に当てはまるのだろうけど、世界はまず男性主体で作られ、女性を差別した。生理は石器時代には人間の体に現れた超自然的な何かだとしてむしろ崇拝されていたのに、文明が発達するに従って不浄のもの、タブーとされた。ネパールなど一部の国ではこの差別によって今でも女性は命を落としている。聖書において女性はイブの子孫であり、倫理観がなく色欲と官能にすぐ身をゆだねてしまう存在であるとして女性を追いやった。一方で宗教の立場が弱まると科学的に男性と女性は補完しあい、男性によって女性は補われるとされた。つまりそれは女性側の欠如であり、女性のセクシャリティの存在を弱め、男性のセクシャリティの存在を強めた。(=一般的に女性のセクシャリティは感情の結びつきを求め、男性は肉体の関係を求めるとし、男性のそれは強力で制御し難いと考えた。) 【個人的な怒りの感情: だとするならば時々SNSでセクハラへの訴えなどに対するクソリプの、男性は性欲が強いからしょうがないってやつはただの思い込みでしかないんじゃないのと思う。女性の方が性欲が強いとされていた時代もあったんだよ?性別で性欲の大きさを大別するなよ、そしてそれを免罪符に使うなよ。】

リンゴとへび


そんな背景もあって女性がなかなか女性特有の悩みを声に出しにくかった、出しても反映されにくかった長い歴史をこえて、今やっと女性起業家による女性のためのテクノロジーの波が大きく動き出しています。

Femtechを通して私が感じたこと。
生理関連の製品を色々試しながら、自分の身体が今日どんな気分なのか、身体と向き合うようになりました。これまで使い捨てナプキンしか使用していなかったけれど、4つの製品(使い捨てナプキン、タンポン、布ナプキン、月経カップ)を体調や状況によって使い分けることでより自分に優しくなれます。とりわけ月経カップの使い方などは人に聞くしかないため人と生理について話す機会が増え、生理というものがタブーではなくなりました。また、今日はどれを使おうかなぁと選択肢があるのは嬉しい‼今度はperiod pantsを試してみようかなと思っているけど、次の生理が来るのが少し楽しみだったり。(いざ来るとおなかが痛くて毎回女の身体を呪うけれど笑)

避妊用品の日本の承認状況を知ったときは怒りを感じました。どうしてキャリアに関わる大切なことを、女性主体でコントロールさせてくれないんだろう。男の人の中にはゴムいる?って聞いてくる人もいる。なんでそこに選択肢があると思ってるんだろう。どうして自分の身体を、未来を、"守ってもらわなければならない"んだろう。ゴムの避妊成功率は意外と低い。途中で外れるとか、不安要素は十分起こりうる。どうして独りで次の生理が来るかどうか、息をのんで待ち望まなければならないの?男性主体の避妊方法だけを頼りにして孤独を突き付けられるぐらいなら、自分のことは自分で管理したい。ピルや避妊用インプラントの承認を渋る理由を性病予防をしなくなるからだといって、女性だけに妊娠のリスクまで負わせるの?てか、性病は性病でちゃんと予防するわ、なめるなよ。と言いたい。

セクシャルウェルネス、これを語ることはね、まだ私も若干の恥ずかしさはあるのだけれど、でも全ての女性に真剣に向き合ってほしいから言いたい。女性に性欲があることはおかしいことじゃないし、対象が好きな人だけであろうが、恋愛感情なんて不要であろうが、他人に後ろ指刺されることじゃない。(まぁ、個人の意見としては相手と自分を大切にした上での行為であってはほしいけど。)ローションって膣の粘膜に悪い作用を起こす場合もあるんだよ?彼に好かれようと振るまって、引かれないように気を遣うのではなく、あなた自身も主体になっていい。したいこと、したくないこと、痛いこと、そんな悩みに寄り添ってくれるグッズが色々あるから、知ることから始めよう?学生の頃の私は清純だとかピュアだとか、男の人からはそんなものを望まれているような風潮を感じてきた。でも、女の子が自分を守るためにsexについての然るべき知識を身につけないのは、清純でもピュアでもなく、ただ無知なだけだと思う。そして女性だって性に積極的になっていいし、それは他人から好奇の目でみられるようなことじゃない。逆に全く興味が無くったって、それはおかしいことじゃない。

私がFemtechを勉強しながら感じたのは、女性特有の身体の現象や不調に寄り添い、自分が望むもの、望まないものに耳を傾け、結局は他人であるパートナーとの心と身体の懸け橋になるものだということ。女性も男性もそれぞれ社会的に大きくくくられて、"こうあるべき"、"こうであるはずだ"と押し付けられてきたものがある。それは他の誰とも一致しない私であることを示す個体差を殺して見えにくくしてきた。だけどFemtechは女性の小さな声を一つずつケアしてくれるので、これらを自分に合わせて拾い集めることで、社会の見えない息苦しさから唯一無二の大切な私を解放してくれる気がしているよ。

これから少しずつ、私から見たfemtechの面白さをもっと具体的にお伝えしていけたらと思います。テーマは"わたしの解放”、メイントピックは生理、避妊、セクシャルウェルネス。
大阪にお越しの方は、大丸梅田にある、私の大好きなfemtechのお店Moond by LPC(東京には常設店ないんだぜ~)に行きましょ♥ 通いすぎたために店員さんばりに全商品ご説明できます(笑)
いろいろ使ってるものもあるし、個人としては特にタブーもないので、男女関係なく相談にも乗ります♥

女性


この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?