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ンまぁ~~~~山田尚子にしてやられたという気持ちになる。 『リズと青い鳥』を挙げるとわかりやすいけれど、テレビアニメ版の『響け!ユーフォニアム』の雰囲気とは一変する穏やかで詩的な空間を舞台に文学的な物語を展開していく。 昨今、特にコロナ渦以降は人気シリーズのいちエピソードを劇場版として打ち出すのがメジャーで、ポツポツとオリジナル作品が出てくるアニメ映画の流れの中、映画監督のキャリアが比較的浅い中でエンターテイメントではなく物語を見せてくる胆力と、脚本・演出のバランスが取
わりと称賛の声が多い中でちょっと中身を疑問視する話も見た影響とか抜きで、そこまで乗りきれなかった。 全編通してカーチェイスやスタントマンの活躍を魅せられるアクションを満遍なく配置されているから楽しい映画だし、実際土曜朝一の回で年齢層問わずいろんな人が見に来ていて満足そうな空気だったのでエンターテイメント映画としては及第点になってる。キャスト陣も一人ぐらいはピンとくるような有名どころが結構出ているし、映画に関する小ネタもちょくちょく出てくるうえに恋愛要素は結構ストレートな
先に言っておくと、少年漫画原作としては上位クラスの「ようやっとる」枠。 原作をそのまま踏襲するわけじゃなく、矢口八虎の藝大受験の道のりに絞って描いていくことで初見の人が見ている間に何の話か迷わないようにされているし、八虎自身の成長にマストなシーンはしっかり抑えられたうえでマイルドな展開にされていたりと、かなり初心者用作品として巧く調理されていた。 イメージを損ねないで他メディアへの入り口になってくれそうな作品になった、ていうだけで十二分に良い作品だと思う。直近に見たのが
意外とやれてるっちゃやれてる範疇の実写映画だと思う。 一応週マガ購読者なので先に原作を一通り読んでから行ったけれど、序盤のシーンは一通り踏襲しつつも初見の人にちゃんと印象に残る様な改変を加えているところもあったりで、ちゃんとターゲット層を理解したつくり視点なぁって感心した。 そのうえでこの映画は原作から酷い改変がまあまあ多いってのがきつかった。 他人に勧めやすい ★★★★☆ 個人的に好きか ★★☆☆☆ 良くも悪くも「素直に楽しめる」ていう口コミ通り、殺陣は早送り
笑っちゃうぐらいわかりやすくなった『蛇の道』とは真逆で、『CURE』や『回路』に近い鬱屈した雰囲気で楽には輪郭をつかませない不親切な話になってた。 とは言いつつも1時間足らずと短い時間にも関わらず、徹底した不気味さで全く息継ぎさせる間もなく見てる人を嫌な気分にさせてくる、ホラーと括りつつも別格の怖さを持っている。いわゆる、「格」が違う作品。 他人に勧めやすい ★★★★☆ 個人的に好きか ★★★★★ この怖さはわからない、不明瞭さによるものが大きいと思う。 ストーリー
世間はお盆休みだけれど、私は、仕事がございます。 夏休みは、ございません。 映画館で見た映画ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ANN0聞いてから行くことを決めた。ありがとう佐久間さん。 70年代のノスタルジーを感じさせる演出が小賢しく感じないぐらい本筋のヒューマンドラマが面白い。 主人公のアンガスの心情変化は親元を離れて数年経ったからこそ痛感するし、途中で分かれることになった生徒同士のちょっとした会話で過ごした時間の違いを感じられたりと、特に後半のシー
12歳の頃でもSNSを介して人と会っている時点で2020年代のインターネットの普及ぶりに驚くけれど、15年前のモラルとはかけ離れた感覚が怖いし不思議だったのでそういったところの実情を知れたのは良かった。良いドキュメンタリーだ。 て、言いたかったんだよね。中身が全然違ったわ。 他人に勧めやすい ☆☆☆☆☆ 個人的に好きか ★☆☆☆☆ https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09BP55PVR/ref=atv_hm_hom_c
ポストコロナとなった2024年に改めて上映される意味があると思う。 非日常が始まったことを自覚できないどころか楽しんでいる素振りがある、何をすればいいのかさえ分からずに過ごしていく。そういう姿が教訓にならずに過去の自分事として受け止められる人がほとんどの時代になっていると思う。 他人に勧めやすい ★★★★★ 個人的に好きか ★★☆☆☆ 核被害を取り扱っている映画だけれど、核の恐ろしさだとか無知な事への警鐘というよりはコロナによる緊急時代宣言を経た今だと別の文脈が新し