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小宇宙を表現に使ってみたい「Jポップが流れる店内で、日本語の活字の渦に取り巻かれ、誰もが自分の小宇宙に没頭している」

場を表現する技術は、様々だ。

読者を置いてぼりにしない程度に、それでいて独自の表現を用いる。難しい。読む人のターゲットを思い浮かべて、どのレベルで書くかを考える。

そう思うと、モノカキは、一般の企業が大勢で製品のアイディアを練り、マーケティングし、作り、売り出している一連の流れを、ほとんど一人でやってのけるのだろう。

物書きって、偉大な職業だ。本当に。

ふとタイトルが気になった本にあったとある漫画喫茶の描写が印象的だった。

Jポップが流れる店内で、日本語の活字の渦に取り巻かれ、誰もが自分の小宇宙に没頭している

確かに、漫画喫茶は、一般的な喫茶店とは異なり、一人一人が自分の世界に入っている。それが、自分の小宇宙というわけだ。うまい、思わず読みながら思ってしまった。

「小宇宙」なんて、表現に使ったことがない。使ったらお洒落だなあ。メモしておこう。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだもりやみほさん。月~金までのうち、私は火・金を担当しています。

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