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いつも心に青銅さんを

今日は、僕が挑戦したいのに不安で動き出せないとき、「青銅イズム」で億劫な自分を奮い立たせるという話をしよう。

「いや、当然のように書いているけど青銅さんって誰なんだよ」とお思いになられた方もいるかもしれない。 

青銅さんは、「オードリーのオールナイトニッポン」の初回から担当している放送作家である。ラジオ裏方界のレジェンドともいえる存在。 詳しくはAuDeeという音声配信サイトで青銅さんをゲストに、パンサー向井さんが紹介しているので参照してほしい。

 僕は、失敗を恐れて、挑戦しないことが多々ある。挑戦しようと思ったとき、失敗のリスクばかり考えてしまう。考えすぎて、石橋を叩いて割っちゃう河田陽菜である。(いきなり日向坂ネタぶち込むスタイル)

まあ、それはそれとして、
その失敗が起こる確率がどのくらいか?
とか
その失敗が起こった場合の対処法はどうするか?
などへの
実現の可能性への思考が及ぶ前に「いやぁ~、無理でしょ」と勝手に思考停止して、いつの間にかその思考をなかったことにしている。

ほぼ条件反射でこのサイクルに入っているので、自分でも「行動を起こしたい!」という欲求が数知れず無意識に抑えられてきたことだろう。

ただ、それだと得られるものも当然少ない。ここで活用されるのが先ほど紹介した「青銅イズム」である。オードリーのお二人が言うには、青銅さんは「心の動く経験をした時、面白い話が生まれる」という話をよくしている(らしい)。 若林さんのエッセイ「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」でも、こう書かれている。

 すると青銅さんは「君ね、その話おもしろいよ。本気で悔しかったり惨めだったりする話はおもしろいんだよ」と言ってくれた。
 それまではただただ惨めだった毎日だったが青銅さんのこの一言でぼくの日常は変わった。

  若林さんは、この言葉に従い、勇気を出して歯のホワイトニングに行った話をラジオで話していた(そして、しっかり面白いトークに仕上げていたのでさすがだなと思った)。

だが、これはラジオ番組を持っている芸能人に限らず、一般人である僕たちも見習うべき精神だと感じる。挑戦や色々なことを試してみた経験はその後の人生の大きな財産になるだろう。

そして、たとえ失敗しても笑い話としてネタになると考えれば、挑戦することへのハードルも下がる。

また、又吉さんのエッセイ「東京百景」にもこうある。

怖いこと、嫌なことから時々逃げずに、たまにではあるが、試しにやってみたからなんとか生きて来られた。その先に、楽しいという感覚を得たことも一度ならずある。だから、なにかから逃げようとしている自分に気づいた時、僕は可能な限りやってみることにしている。 

自分に自信がある人に、「ガンガン挑戦しようぜ!」と言われてもあまり響かない。挑戦した方が良いなんてのはとっくにわかっている。わかったうえで動き出せないんだ。

だけど、自分が今にも逃げ出しそうになっているとき、同じように逃げ出したくなる経験をしてきた人の言葉はすんなり腑に落ちてくる。 

挑戦したいのに臆病になったとき、
人に話しかけたいのに一歩踏み出せないとき、
 心の中に”青銅さん”を思い浮かべよう。

 きっとあなたの中の「青銅イズム」がその背中を後押ししてくれるはずだ。


若林さんのエッセイや又吉さんのエッセイ、単純に読んでいて楽しいし、感銘を受けるので興味があればぜひ!

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