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ちょっとした手間を省いてあげれば新商品はできる

「湯煎で調理する袋」という商品が紹介されていました。


『作り置きや料理の仕込みができる保存袋「湯煎で調理する袋」』はワーキングマザーにおすすめ!

今日はこの「湯煎で調理する袋」を題材に、新商品の作り方を解説します。

■ 「湯煎で調理する袋」について

「湯煎で調理する袋」は、サンベルムという会社が作っているようです。


動画を視ると、どのような商品なのかがよく分かります。


「湯煎で調理する袋」の中に食材と調味料を入れて閉じ、お湯を沸かした鍋に投入する。湯煎をする。そうすると、料理ができあがるという仕組みです。焼いたり、揚げたりはできませんが、煮る料理ならいけそうです。

料理研究家の服部幸應先生が、「湯煎」用のレシピを考えてくれているようです。これなら安心ですね。


公式ページによると、湯煎料理のメリットは、

● 少ない分量で作ることができる
● 一つの鍋で複数の料理を同時に作れる
● 食材の旨味・水分をいっさい逃さない

だそうです。

■ 「湯煎で調理する袋」はちょっとした手間を省いてくれる

ここまで聞いて、「待て待て!」と思った方もいるでしょう。

湯煎料理なんて、昔からあるぞ!

と。

その通りですね。

「ポリ袋レシピ」というのは昔からあったようです。例えば、こんな感じのものが知られています。


家政婦makoが伝授!15分で3品完成、栄養バッチリポリ袋レシピ


でも、このページを見ると、

● 耐熱の食品用ポリ袋を用意する
● 鍋底に1枚、平らな皿を敷く
● 鍋の中で浮かないように空気を抜く&上のほうで縛る

等と書いてあって、「ちょっとした手間」がかかるんですね。

ポリ袋レシピは忙しいワーキングマザー達に人気です。しかし、こういう「ちょっとした手間」は潜在的な不満となり得ます。


「湯煎で調理する袋」は、この「ちょっとした手間」を省くという点を工夫しています。

「湯煎で調理する袋」と書いてあるので、袋が耐熱性であることは明らかです。手持ちの袋の中から耐熱性がある袋を選び出す必要がありません。

底に襠が付いていて自立させることができるので、食材や調味料を入れやすくなっています。

また、調理用に特化した耐熱性の袋なので、そのまま鍋に入れることができます。鍋底に皿等を敷く必要がありません。

更に、フリーザーバッグのようなチャック付きのポリ袋だから、空気を抜くのも簡単だし、上の方を縛る必要もありません。


ほんのちょっとした部分の改善かもしれませんが、忙しいワーママさん達にとってはありがたい工夫だと思いますよ。

今までは当たり前と思っていた、仕方ないものと思っていた、ちょっとした手間、ちょっとした面倒を解消してあげると喜んでもらえます。

こういう「潜在的な不満」を見つけ、解決してあげることが新しい商品のアイデアに繋がるんです。


では今日はこの辺で。


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