AKB商法の終焉?|AKBの苦戦の原因はそのビジネス戦略にあった
小さな会社のビジネスプロデューサー・弁理士のヤマダP(@sweetsbenrishi)です。
日々のニュース記事の中からビジネスのヒントになる情報をシェアしています。
今日は、東洋経済ONLINEから、アイドルビジネスに関する記事をピックアップしました。
この記事では、今、苦戦しているAKB48について分析をしています。
この記事から、AKBの苦戦の原因をビジネス戦略の視点で考えてみましょう。
▶最近の「AKB48」について
この記事には、現在のアイドルシーン、特にAKB48の苦戦について以下のように書かれています。
まずAKB48の苦戦に時代の変化を感じます。
昨年の最新シングルこそ、これまでと変わらずミリオンセラーを記録していますが、一般層への認知度は、かつて『神7』と呼ばれたメンバーがいた時代のことを考えると段違い。
昨年の紅白歌合戦に落選したことは、大きな話題にもなりました
つい最近、インドネシアで展開していた姉妹グループJKT48についても大量リストラというニュースが入ってきました。
JKT48が「26人減」の大リストラ コロナ禍で決断「生き残るための唯一の方法」
夢を見させてくれるはずのアイドルがリストラとは...。
何とも世知辛い世の中になったもんです。
▶ 一昔前のAKBは...
ところで、現在苦戦しているAKBも一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったわけです。
初代エースのあっちゃん(前田敦子)が卒業した頃、僕は秋葉原の特許事務所に勤めていましてね。アキバがえらく賑わっていた事を覚えています。
あっちゃんの卒業グッズを求める人で長蛇の列。
公共施設であるはずの秋葉原駅に、一アイドルの看板が出ちゃう。
まぁ、えらい盛り上がりようでした。そんなAKBフィーバーも今は昔...。
▶ AKBのビジネス上の強みはどこにあったのか?
ここで、AKBの強みはどこにあったのかをもう一度振り返ってみましょう。
AKBと言えば、やはり、「会いにいけるアイドル」というキャッチフレーズに代表されるように、
● 身近さ
● 親近感
● 手が届きそうな感じ
というのが最大のウリであり、強みだったわけです。
その強みを生かして、小劇場での公演、握手会といった接近戦でファンを獲得。
握手券を付けたCDを売りまくって、ミリオンセラーを続々と誕生させる。
そんなビジネス戦略だったわけです。
▶ AKBの強みは諸刃の剣だった
ところが、昨年からのコロナ禍もあって、小劇場での公演、握手会は開催が難しくなりました。
AKBは得意の接近戦を封じられてしまったわけです。
リモートでの対応も模索しているようです。でも、ファンからすれば、以前のような身近さは感じられないし、魅力的ではない。
今まで強みだった接近戦は諸刃の剣。今は完全に弱みになってしまっています。
ただ、これはコロナ禍のせいだけではないでしょう。以前から危険信号は出ていましたよね。握手会襲撃事件とか。
でも、この時に大なたを振るうところまでは至らなかった。ビジネス戦略を転換することができなかった。そのツケが今回ってきているように思います。
ビジネスは生ものです。
時代によって流行り廃りもあります。好調な時に次のビジネスモデル・収益源を作っておくことの重要性を感じます。
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では今日はこの辺で。
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