神社でおみくじを引いた話
今日は、目が覚めたときから頭痛でつらくて、しかもカードの不正利用が発覚して本当に頭が痛い1日のスタートだった。
先日受けた胃カメラの結果を聞きに行く予定だったので10時半過ぎに家を出ると、案の定クリニックの待合は人で溢れていて、診察室へ呼ばれるのに1時間以上も掛かってしまった。
結果は問題なし。
優しい初老のドクターの笑顔に一安心、内服薬の相談をしてクリニックを出たら既にお昼を回っていた。
いいお天気だったので、地元の大好きな神社にお参りすることに。
夏前は頻繁にお参りしていたが、次第に体調が優れなくなり体力も気力も落ち込み、いつも疲れているようになって、なかなか立ち寄れなくなっていた。
鳥居で一礼して立ち入る。
冬の冷たい空気と手水の水の清らかさに浄化されていくようで、「来れて良かった」とじわじわと満足感。
拝殿の戸が開いていて、二礼して体を起こした私の姿が丸い鏡に映っているのが見えた。
「ありがたいなぁ」
その一言が心に満ちて二拍手。
「いつもありがとうございます」
心よりお祈り申し上げてもう一礼。
こんなに幸福な気持ちになれるなんて。
良い日になった。
ふと思いついておみくじを引いてみることに。
きっと転機の年になるはずの2025年。
来年に向けてお言葉を戴きたいと願う。
冬ごもり
春さり来らし
あしびきの
山にも野にも
鶯泣くも
冬の足音遠ざかり、裸木は色とりどりの衣をまとう。
陽春の日差しはきびしさに堪えたものに贈られる復活の微笑である。
濡れ手に粟のつかみ取りを狙わずに、着実にゆこう。
「小吉」
願望 喜びをもって叶えられる
「これはもしかして最高なんじゃないか?」
「ありがとうございます!」
もう一度心の中で呟いて、にやけそうになる頬を引き締めた。
あたたかな陽春の日差しに包まれる時がきっときっと来てくれるのだろう。
そう信じて、着実に歩んでいこう。
しかし。
現在、濡れ手に粟を狙うような状況は起こりそうもないが、そんなトラップ、この先どこかで待ってるのだろうか?
くれぐれも気をつけてよ?
来年の私。