カマキリと会話する朝。
こんにちは~ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
私の数少ない趣味の一つに園芸があります。
ガーデニングとまでは言えない。
小さな花壇に花をちょこまか植えては枯らしたり虫に食べられて歯がゆい思いをしたりを繰り返しながらも「自然」を学んでいる気もする趣味です。
マルシェが終わるたびや何かリフレッシュしたい時、自分へのご褒美も兼ねて、花の苗を買うことも増えました。
朝、息子を送り出し、ひと段落ついてから庭に出てその日の植物の状態を確認するのが最近の日課でもあります。
先日何気なくビオラの鉢を覗いたら、赤ちゃんカマキリが今年もきていました。
2年前に息子がカマキリを飼って、そのカマキリが卵を産み…、庭に置いていたところ卵が孵って小さな赤ちゃんカマキリが沢山誕生しました。
それ以来、我が家のお庭には毎年のように赤ちゃんカマキリが雨宿りをしたり、お気に入りの場所を見つけて住んでいるのを見かけます。
以前なら「ひ~!!」と声をあげていたような気もしますが、最近はこの時期に見つけると「今年も来たの~!」と無意識に話しかけている自分がいます(棒)。
少し前に頑張ったご褒美にとフランネルフラワーに一目ぼれして、育てられるか微妙だなあと思いつつ、持って帰りました。
グリーンと白の優しいニュアンスがとても可愛くて本当に癒されるのですが、どうもこの花は美味しいのか?!めちゃめちゃカメムシの赤ちゃんが花に来てます…。
以前なら「くさっ!」と言いながら近寄るのをあきらめていた気がしますが、最近は「どんな模様なのかしら~」と小さなカメムシの赤ちゃんの模様を確認している自分がいます…。
もちろん、虫全てに対してそんな気持ちかというと、大切な植物を食べまくる毛虫や団子虫、ナメクジは結構許せないですし…バッタに至っては本当に許せません。
毛虫を見つけるとさすがの私も本当に「ヒーっ」と一回声をあげるくらい苦手です。
しかし、バッタは捕まえて飼っているカナヘビのえさにするくらい捕獲スキルが上がりました…。
という感じで、ここ数年、今の仕事を始めてから視点が変わったなあとふと思いました。
なぜこんなに変わったかというと、やっぱり生き物好きの息子の影響は大きく、生き物を観察する時間が増えたこと。
その影響で昆虫系のモチーフをセレクトするようになったこと。
セレクトしていくうちに、生き物たちの「背景」を知ることが増えて、以前より身近に感じる割合が高まってしまったこと(あえてしまったと書いてます、笑)。
で、朝からカマキリに話しかける程度に昆虫に対して寛容になったワタクシ。食器を洗いながら「ストレスに感じるより楽しみが増えてラッキーだったな」とふと思いました。
私の仕事は雑貨をセレクトして販売することなので、日々何が売れるのか真剣に考えても煮詰まるし、一生懸命考えて選んでもうんともすんとも言わない時もある。
だけど、「癒しと笑い」をテーマにした雑貨屋さんなので、店主が日々楽しんでいて、そんなお店から雑貨を購入するお客様がまた日々のちょっとしたことで楽しみが増えるみたいな流れって良いなとふと感じた「カマキリとの会話」から得た仕事のヒントなのでした。
森田MiWさんと我が子をいつか会わせて色んな生き物の話をして欲しいなあと思います。ついでにサインも…!
最近の我が庭の三大生物(店主比)
①例年2匹くらいが今年は5匹くらい今のところ庭に住んでるカマキリ。
②赤ちゃんの頃は吹けば飛ぶけど、この量で大きくなられると困るカメムシ(臭い…)
③私の大切なカモミールの芽の根っこを食べつくしてくれたにっくき団子虫…。見つかると身体を丸めている姿が妙に笑えてしまう時点で私が負けている…。
そして私がお庭に花を植えてなんちゃかんちゃする時に自然の流れを意識したり枯れてもリセットだと思って新しい花を植えるような気持に切り替えられるようになったベニシアさんの本。
ベニシアさんのようにはできないけれど、エッセンスを取り入れることはできるなと毎月の初めに読む本です。
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