眩しい我が子。
こんにちは~ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
育児の話をツラツラ綴るのは雑貨屋さんのブログではない気がするのですが、私の日常ってほぼ息子がメインだなと思うことがやっぱり多いんです。
そして、我が子は小学校1年生。
保育園の時代も沢山の成長を感じてきたのですが、送り迎えがなくなり、一人で学校へ通うようになった息子の日々の成長は、「できること」が増えたという点もありますが主に「情緒面」やその感情を「表す」と言う点に最近成長を感じるのです。
そんな息子は夏休みの自由研究に「貯金箱」を選んで作りました。
なぜか完成品を撮影していないまま、学校へ持って行ったのですが、この「貯金箱」最初から最後まで全部息子が考えて、必要なものを紙に書き出してイメージしてから作りました。
本当はお金を入れる度に「変顔おばけ」が飛び出てくるものを作りたかったみたいなのですが、作っている過程でそれが凄く難しいと思い、途中で「お金が貯まって開けると「変顔おばけ」が飛び出てくるという仕様のものに変更していました。
1日中、家にある限られた資材で試行錯誤。
もちろん資材も自分で考えて用意していました。
ペットボトル、段ボール、ストロー、糊、ガムテープ。
「こっちにこうしたらできない!」
「一生懸命作ってるのに〇〇が難しい!」と
途中本当にできないことや難しいことにぶち当たります(笑)。
一緒の部屋にいて途中で手出ししたくなるし、工作が苦手な母はスマホで調べてあげて知恵を加えることもできる。
だけど、私は息子の「何もないところから創り出す」発想力を見たくなってしまいました。
小学校1年生が作るビックリ貯金箱。
我が子は最初宿題だから取り組んでいるのかと思っていたのですが、「これが完成してこの変なおばけが出てくるのをみんなに見せて喜ばせたい、楽しんで欲しい」と口にして頑張っているのです。
なんだかとても感心したのと「やらされている」というよりは「楽しいことをしたい」と思って取り組んでいる姿がまぶしかった。
本当に何度も「できん!」「なんで!!」と試行錯誤を繰り返しまくって最後は中が見えないようにガムテープでペットボトルを囲って(笑)。
開くと息子が描いた本当に変顔のオバケがポコンと出てくる貯金箱を作りました。
偉いなあと思いました。
始業式、持って行って学校の棚に飾っていると言っていました。
ところが、昨日の夜、突然息子が私に不安そうな顔で報告してきました。
「ママ、〇〇が作った貯金箱、クラスで一番変かもしれん。
だって、誰もガムテープべたべた貼ったりしてないし、他のお友達の貯金箱は木を彫ってたり、海賊船のめちゃくちゃ細かいものだったりする。だから自分のが一番変だと思う。後ろにずっと置いてるからなんだか壊れてる感じがするし」と顔を曇らせてます。
この息子の不安気な顔をみて、愛しい気持ちとともに、自分の子が何もないところから一生懸命頑張って作ったことがどれだけ凄くてえらいことか、どうやったら伝わるのかなあと思いながら「設計から準備するモノまで全部自分で考えてノートに書いて、全部自分で作ったのは本当にすごいことよ!絶対先生がわかってくれる。パパもママもすごいなあって思うよ」と顔を見て伝えました(が、半信半疑の顔で私を見ていました、笑)。
小学校に入ってから初めて聞かされた「周囲との比較」や「自分だけカッコイイものができていない恥ずかしい」と思う感情。
あー、成長しているなあ。この成長も眩しいなあと、我が子が色々考えている姿を見て輝きを感じずにはいられない出来事でした。
子供を産んでから育てていて感じることは我が子が感じる痛みや傷つく出来事に対して、私は同じように心を痛めることはできるかもしれないけれど、その時に代わってあげて、息子が傷つかなくて済むように自分が傷つくことはできない。
だからこそ、自分で乗り越えていく力をつけて行って欲しいと感じます。
と思っていたけれど今朝何気なく「ビックリ貯金箱いつ発表するの?」と聞いたら、「それがいつかわからんのよ。早くみんなの前で発表したいのに!」と言われました。
変だと思っている気持ちより、みんなを楽しませたいと思っている我が子が誇らしい朝でした。
息子が描いたオバケの顔もいつかこんな感じでハンカチにしたい(でもきっとマニアックすぎて売れそうにない、笑)。
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