見出し画像

白詰草の思い出。

こんにちは~sweetmarronです。
お店のブログに書いた内容が割と自分でも気に入ってしまったので、
noteにも転記(自画自賛型)。

今日は森田MiWさんの「ウサギと白詰草」についてご紹介します。

綺麗な黄緑色に描かれた白いうさぎさんと美しい白詰草のポーチとハンカチです。

この白いうさぎさんには顔が描かれていません。

今では森田MiWさんの様々なモチーフを取り揃えている当店ですが、取り扱い始めたころは全部ではなく、少しずつ店主が身近に感じるアイテムからセレクトしていました。

ある秋の入口、sweetmarronではうさぎ柄が好きな人が多いなーと思い、選んだのがこの「ウサギと白詰草」。

秋なのに春色だなあ。白詰草は春の花だなあ。ちょっと時期が違ったかもと思いつつセレクトしました。(結果的に時期は関係なく、皆さんに愛されるアイテムになりました…)。


ウサギモチーフは人気だからというのがきっかけだったので、実は当初、森田MiWさんのこのウサギさんのアイテムは私からすると理解できない柄でした。

だって、顔が描かれていない!

だから少しだけ不気味だな、と思ったりすることもありました。

ですが、詩を読むと、とても美しい世界が広がっているし、色もシロツメクサの綺麗な様子も凄く感じる。

だけど、顔がない!!

という感じで、マルシェなどで販売する時もそんな話をしながら販売していました。

で、ある日、お客様から「大好きな白詰草で満たされたうさぎさんの表情を想像するまでが物語かもしれません♪」と言われました。

わ!なんて素敵!!

これこそ、作家さんとお客様が相互に織りなすストーリーだ!」と勝手に感動し、それ以来、私が説明する時も「ウサギさんがどんな表情をしているか、想像するのも楽しいですよ♪」とお伝えしてマルシェの際はご購入のお客様にお渡ししています。

白詰草を見ると「あ、今年もこの季節が来たな~」とか「子供の頃、花冠作ったな~」とか。

「四つ葉のクローバー探そう!!」などと、沢山の気持ちや想い出がめぐりませんか?

店主は白詰草が咲いているのを見ると、子供の頃に摘んで花冠を作ったけれど、最後の結び方がわからないままだったことや、コロナで自粛の時期に我が子と摘んだことを思い出します。(我が子のためなら花冠も作り上げることができるという不思議…)

そして、その思い出は(おそらく無意識に)我が子にも受け継がれ、公園で白詰草を見つける度に「ママにプレゼント」と花束を持って帰ってくるようになりました。

一人で公園で遊んだ帰り道、家で仕事をしていると遠くから「ママー!」と呼ぶ声が聞こえる。
そういう時は大抵何かしら自慢げな息子。
玄関で待っていたら「はい、これ、ママにプレゼント♪」と
白詰草を枯葉をリボン代わりにしてくれました。
色のコントラストが意外と良いな~とそのまましばらく花瓶に生けて楽しみました。

そんな時、「ワタシは幸せなんだなあ」と深呼吸する自分とうさぎさんの表情は同じなんだろうなと感じるのです♪

森田MiWさんと楠橋紋織さんの作り手ならではの記事を読むのも最近の楽しみの一つになっています。

■森田MiWさんインタビュー記事
特に世界観のお話と絵に込めたメッセージは販売している自分自身も重なることが沢山あって、あーやっぱりセレクトして良かったなんてこれまた自画自賛してしまったのでした。

#創作大賞2023

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?