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【kudan house】普段は入れない文化財

見に行きたい建築はたくさんありますが、タイミングが合わないと見れない建築もあります。

kudan houseは「九段」の名の通り、東京 九段下にある建築。
普段は公開されていない文化財です。

今回はCURATION FAIRの開催で、中を見学することができました。

イベントの暖簾をくぐって入ります。お邪魔しますという気持ちで。
迎えてくれる木漏れ日が綺麗でした。

kudan houseは、旧山口邸といい、
新潟の発展に寄与した山口家の5代目が耐震構造理論を基に設計したそうです。
家具や建具にもこだわり、建物を同じくらいの値段になったとか。。
こだわりが詰まった建築です。

今回はアートの展示ではあったのですが、建築探訪が目的。

何より惹かれたのは階段でした。

1階の廊下から見た階段のホール。
玄関を入って左が階段ホールでした。
手すりのデザインが素敵。
こう切り取ると力強さを感じます。
結構大き目な階段でした。
床のデザインも可愛かった。

富士フィルムの35mmの単焦点レンズを持って行ったのですが、換算して53mmと全然入らないんですよね。(でも描写は綺麗!)
こういうときはiPhoneが優秀だなと思いました汗

うん、優秀!全体像はこんな感じ。
優しい光が差し込みます。

3階建の建物で、地下もありました。

地下室の扉
地下といいながら、
外の光を取り込めるようになっていました。
窓枠のデザインも凝っています。

地下は結構広く、1階の部屋の床面積と変わらない印象を受けます。
地下全体で一つのアートが展示されていました。

この建物は、3階にテラス、2階にポーチ(半屋外的な空間)、1階にはライブラリーとして2階と似た空間があります。

左奥はライブラリーに。
窓枠が額縁になっているような印象になります。
窓枠は1階と異なるデザインだった2階の空間。
窓はなくて網戸でした。
1階のスペースと広さは同じ印象を受けました。

昔の住宅は、陽を浴びる空間を家の中に用意しているなと思います。
日光を浴びるのは大事ですからね。

すりガラスは優しい光を取り込んでくれます。
もう一つの階段(普段使い?お手伝いさん用?)も狭いながら素敵なつくりになっていました。
1→2階と、2→3階で照明と窓枠が異なっていました。

照明にもこだわりが。

暖房?の隠しまで素敵。


ブレーカー?


スパニッシュデザインの九段ハウス。
部屋数が多く、もてなす家だったことが伺えます。

こだわりが詰まっているのですが、見せびらかすような豪華さは感じず居心地がいいなと思いました。

今後もイベントなどが不定期で開催されるようなので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

今回は写真に枠をつけてみました。枠をつけると”作品”感が出ますね。
こういった投稿の仕方もいいなと思った次第です。


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