デザインのフィードバックで自己肯定感を高め、メンターになる。
先日コミュニティの話をしましたが、私はそこで積極的にデザインのフィードバックをすることにしました。目的は言語化能力を高めることと人の役に立つことで自己肯定感を高めること。
ずっとわからなかったデザインのこと
コミュニティに加入するまで中5年ぬいて10年近くweb制作の仕事をしていましたが、それはとてもオペレーション的で誰からもフィードバックが返ってこない環境でした。
進行管理と称してディレクション的ポジションに入ることもありましたが、受け取ったデザインがそもそも良いものなのかどうかもわからない状態で中間クライアントにそのまま渡すということもありました。
デザインがちょっとわかってきたのが30過ぎてから(適切な環境とはいかに尊いものか)具体的にいうとコーヒーのことを始めてから良し悪しをようやく言語化できるようになってきました。
初心者コミュニティには悩める人がたくさん
私は「人が困ってる状態」を解消したい欲が強いようで、コミュニティ加入後は困っている人がいればなるべく答えるようにしていました。
コミュニティにはデザインのフィードバックをするコーナーがあり、提出されたものの何が悪くて、どうしたら良くなるのか自分なりに分析して、セオリーと共に答えていくことを2-3ヶ月続けていきました。
フィードバックをしていると感謝されることもあり、それ故に自己肯定感や自己効力感が少しづつ増えていくのを感じました。
場所が変われば評価も変わる
私はその当時私生活では転職を失敗し、無力に苛まれていたので、コミュニティの存在はありがたいものでした。自分にも価値があるんだなと。
ただ一方でこの価値をうまく収入に昇華できない悩みも抱え方向感を欠いていたのですが、もしかしたらこうやって誰かに教えることでやっていけるのかもしれない・・・
と、うすぼんやり思っていました。
メンター依頼がやってくる
コミュニティの終了と共にTwitterのDMにコミュニティメンバーからどうしてもメンターをお願いしたいという依頼がきました。
うすぼんやり思ってはいたものの、実行に移そうとまでは考えていませんでした。ただ、自分の知識でだれかが救われるならと「無料で3ヶ月だけ、テキストオンリー、私の返事がマイペースかも」というルールを設けてお受けしました。
メンター内容
・現状ヒアリング
・目指したい姿(具体的に目標とする人)
・ポートフォリオのまとめ方
・ヒアリング内容から学習プランニング
ヒアリング
まずは、最終的にどういう会社に勤めたいのかを聞きます。
その後、現状の制作物のクオリティの把握をし、4大原則は概ね理解できているようだったので、Webの知識を集中的にいれていくように課題をセット
目指したい姿
これは私自信が設定せずに失敗してきた部分だったので、なりたいイメージをきちんと持ってもらうために何人かイメージを上げてもらいました。
予想外に大御所が出てきたので、もうちょっと身近な人を目指すようなイメージを持ってもらいました
ポートフォリオのまとめ方
ちょうど私自信がUIデザイナー職として求職している時に、デザイナードラフトで3回オファーを受けていたので、こういうレベル感のアウトプットがあるといいよという私のポートフォリオの開示をしました
プランニング
グラフィックもwebもということだったので、まずはwebサイトを一通りコーディングできるシンプルなスキルから養っていこうと計画しました。
プランの設定
実際のプランニングはざっくりと以下のようにしました
何かの参考になれば
これ以外に、2人のSlackを作り普段はそこでやりとりをしながら、必要に応じてドキュメントをつくったり、codePenを使ったりしながらコミュニケーションをとりました。
slackでは好きなデザインをあげてもらい、それの何が好きかという言語化なども同時に行ってもらっていました。
実際にメンターをやってみて感じたこと
・テキストオンリーでのやりとりだったので、口頭や動画で説明すれば数分で終わるものを、たくさん時間をかけ考えて伝えないといけないので、どんどんスケジュールが後ろ倒しになって行った。
・モチベーションが完全にご本人次第になるので、やはりこれもテキストベースだけでは限界を感じた。
・過去、自分がスクールに通って半年 / 50万くらいの内容を1日で後輩に伝えきった自信からプランニングしたが、張り切って3ヶ月に詰め混み過ぎた。
いわゆる社会人系のスクールの内容がスカスカな理由が理解できた。
・最終的には私のメンタルの不安定さでメンターを続けるのが難しくなった。(収入の不安定さや自分自身がきちんと働けていないのに。あれ?今私って、人のサポートしてる場合だっけ・・・ 何かがすごく間違っているような・・・ という気持ちになってしまった)
まとめ
とにかくデザインの上達は言語化をするところからだと感じました。
フィードバックをしているうちに「そう思う根拠はなんだろうか」とか根拠を指し示す内容を探して提示したり噛み砕いて説明したりと、自身の引き出しも増えていく。それによって相手の見方が変わったり、生み出す物が変わるのもとても有意義です。
繰り返していくと自身の成長にもなるし、人の役にも立ち、自信や自己効力感もましていくということが改めてわかりました。
ただ、一方でそういうことができるのはすでに自分が自分の面倒をみれているのが前提で、自分の環境を顧みず過度に相手へのコミットを高めると自己が崩壊してしまうことがあるということも学びました。
そういう場合はコミュニティなどで、スポットでコミットするような形のほうがよいですね
それでは!
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