アトリエスワン

作家 白鳥静香先生読書会✨✨(著作はこちら https://x.gd/c5YWI

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PLATONIC 太陽の少年ー愛について 序、第一歌、第二歌

PLATONIC  太陽の少年ー愛について白鳥静香著 序  私プロティノスが伝えよう。  我がプラトン派に伝わる愛の物語、愛の神話を。  それは、神代といわれるはるかな昔…

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白鳥静香先生の言葉より 413 人が人の価値をきめるということ

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白鳥静香先生の言葉より 412 イワナとヤマメ

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白鳥静香先生の言葉より 411 愛情の場所 

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白鳥静香先生の言葉より 410 エンライトメント

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白鳥静香先生の言葉より 409 水晶のなかの銀河

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白鳥静香先生の言葉より 408 悩めるときには

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白鳥静香先生の言葉より 407 恋をするのは

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白鳥静香先生の言葉より 406 愛の宇宙

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白鳥静香先生の言葉より 405 料理にたとえて

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宗教について思う 25 宗教がカルトになるとき

宗教について思う 25 宗教がカルトになるとき 私たち現代人は、 つい宗教を敬遠しがちですが、 その宗教について書かれたものなどを読むと、 私たちが外から思ってい…

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白鳥静香先生の言葉より 404 思想という美

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白鳥静香先生の言葉より 403 地球をつつむ青色

白鳥静香先生の言葉を紹介します。 白鳥静香先生の言葉より 403 地球をつつむ青色 夏は青色がとても美しい季節です。 空の青、海の青、 山川の青、木々の青、 夏は…

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白鳥静香先生の言葉より 402 自己と肉体 

白鳥静香先生の言葉を紹介します。 白鳥静香先生の言葉より 402 自己と肉体  私たちはふだん、 なんとなく、 「自分とは自分の肉体のことである。」 と思って生活…

白鳥静香先生の言葉より401 感覚から生まれてくるもの 

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PLATONIC  太陽の少年ー愛について 序、第一歌、第二歌

PLATONIC 太陽の少年ー愛について 序、第一歌、第二歌

PLATONIC  太陽の少年ー愛について白鳥静香著



 私プロティノスが伝えよう。
 我がプラトン派に伝わる愛の物語、愛の神話を。
 それは、神代といわれるはるかな昔、ギリシアで祭りの最後に歌われた歌、今ではもう失われた神話であり、忘れられた真理である。

 昔、祭りは、三日三夜続けられた。
 その終わり、空は星に、そして大地はかがり火に飾られて、まことに麗しい夜に、その歌は歌われた。
 

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白鳥静香先生の言葉より 413 人が人の価値をきめるということ

白鳥静香先生の言葉より 413 人が人の価値をきめるということ

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 413 人が人の価値をきめるということ

私は知を愛する人間です。

ものを学ぶのが好きな人間です。

知識のある人を尊敬するし、

努力をすることも尊いことだと思っています。

でも、

自分が人より知があるから、

自分が人より学歴があるから、

あるいは、

自分が人より努力をしたからというような理由で、

私の友人を軽蔑するなら、

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白鳥静香先生の言葉より 412 イワナとヤマメ

白鳥静香先生の言葉より 412 イワナとヤマメ

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 412 イワナとヤマメ

私は子供のころ、

魚が大好きで、

毎日魚の図鑑を眺めていました。

そして、

魚たちと一緒に泳いで仲良く遊ぶことができたら

さぞ楽しいだろうなと

いつも想像していました。

私は色鮮やかな熱帯魚も好きだったのですが、

私がとくに好きだったのは、

イワナやヤマメのような、

水のきれいな渓流に住む魚で

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白鳥静香先生の言葉より 411 愛情の場所 

白鳥静香先生の言葉より 411 愛情の場所 

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 411 愛情の場所 

八月もなかばになりました。

日本は今ごろちょうどお盆にあたります。

お盆とは、

亡くなった身内の人の霊を供養する東洋の行事です。

お供えをしたり、

キュウリやナスで馬や牛を作ったりして、

亡くなった人をお迎えします。

私は子どものころ、

お盆はなんとなくにぎやかな気がして

楽しく感じていました。

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白鳥静香先生の言葉より 410 エンライトメント

白鳥静香先生の言葉より 410 エンライトメント

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 410 エンライトメント 

思考とは、

理解しやすいように、

物事を単純にし明晰にすることであると思います。

言いかえるなら、

それは、

物事をやさしく分かりやすくすることであると

言ってもよいでしょう。

思考というと、

案外、物事を複雑に難しくするというイメージを

持っている人も

多いようにも感じられるのですが、

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白鳥静香先生の言葉より 409 水晶のなかの銀河

白鳥静香先生の言葉より 409 水晶のなかの銀河

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 409 水晶のなかの銀河

sio2と聞いて、

みなさんは何をあらわしているか思い浮かぶでしょうか?

sio2とは水晶(二酸化ケイ素)の化学式です。

私は鉱物をながめるのが好きで、

以前時間のあったときは、

水晶やその他の石を光にかざして

午後中そのきらきらをながめていたりもしました。

とくにクラック(結晶内のひび)のある水

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白鳥静香先生の言葉より 408 悩めるときには

白鳥静香先生の言葉より 408 悩めるときには

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 408 悩めるときには 

悩むということと考えるということとは、

まったく違うことです。

まったく違うことでありながら、

このふたつのことは案外よく

取り違えられているのではないでしょうか?

悩むとき私たちは、

堂々巡りで、

たとえば「どうしよう。どうしよう。」

とか、

「困ったな。困ったな。」

というように、

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白鳥静香先生の言葉より 407 恋をするのは

白鳥静香先生の言葉より 407 恋をするのは

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 407 恋をするのは

古代ギリシャの哲学者プラトンは、

恋人たちがたがいを恋し、

たがいを求めあうのは、

「昔、恋人たちがひとつの生き物であったからだ。」

と言いました。

「もとはひとつの生き物であったものを、

神様が半分に切り離して、

その片割れの片方を男に、

もう片方を女にした。

恋人同士がたがいに相手を恋し、

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白鳥静香先生の言葉より 406 愛の宇宙

白鳥静香先生の言葉より 406 愛の宇宙

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 406 愛の宇宙 

知とは、

簡単に言ってしまうと、

バラバラなものを結びつけるということであると思います。

たとえば、

3と3と9という数字を結びつけると、

3×3=9という数学になります。

あるいは、

今、自分がここでなにかを買ったことを

国全体の経済、

いえ、世界経済と結びつけて考えるなら経済学になります。

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白鳥静香先生の言葉より 405 料理にたとえて

白鳥静香先生の言葉より 405 料理にたとえて

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 405 料理にたとえて

もし知を料理にたとえるなら、

知識や経験は食材で、

思考力は料理をする人の腕ということに

なるのではないでしょうか?

料理されていない食材を

たとえば豚やマグロなどをそのまま出されても

私たちはそれを食べることができないように、

知識や経験もまた、

思考をせず、

ただそれを持っているというだけで

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宗教について思う 25 宗教がカルトになるとき

宗教について思う 25 宗教がカルトになるとき

宗教について思う 25 宗教がカルトになるとき

私たち現代人は、

つい宗教を敬遠しがちですが、

その宗教について書かれたものなどを読むと、

私たちが外から思っていたより、

案外よい思想を持っていたんだなと思うことが

よくあります。

でも、

そこで注意しなくてはならないのは、

たとえそれがよい思想を持った宗教であっても

カルト宗教になることがあるということです。

伝統宗教でも、

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白鳥静香先生の言葉より 404 思想という美

白鳥静香先生の言葉より 404 思想という美

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 404 思想という美

人類は思想というものを発明し、

古代から現代にいたるまで

いろいろな思想を打ち出してきました。

そして思想はどれも「正しさ」ということを

求めてきました。

たとえば、

東アジアの人にはなじみ深い、

中国の儒教もそうですし、

中世のヨーロッパのキリスト教を基礎とした政治理論、

法理論もそうです。

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白鳥静香先生の言葉より 403 地球をつつむ青色

白鳥静香先生の言葉より 403 地球をつつむ青色

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 403 地球をつつむ青色

夏は青色がとても美しい季節です。

空の青、海の青、

山川の青、木々の青、

夏は青色を強く感じます。

青は夏の色でもありますが、

地球の色でもあります。

私は宇宙から撮影された地球の写真を
よく眺めるのですが、

宇宙から見た地球は本当に美しい青色をしています。

地球は海も青い色をしていますが、

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白鳥静香先生の言葉より 402 自己と肉体 

白鳥静香先生の言葉より 402 自己と肉体 

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 402 自己と肉体 

私たちはふだん、

なんとなく、

「自分とは自分の肉体のことである。」

と思って生活しています。

でも、本当に、

「自分」、あるいは「自己」ということと、

「肉体」ということとは同じことなのでしょうか?

私はよく考えるなら、

「自己」と「肉体」とは異なるものであると思います。

正確にいうなら、

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白鳥静香先生の言葉より401 感覚から生まれてくるもの 

白鳥静香先生の言葉より401 感覚から生まれてくるもの 

白鳥静香先生の言葉より401 感覚から生まれてくるもの

私たちはまず感覚によって世界と、

そして、

他人や自分自身とも触れあいます。

でも、感覚だけでは目の前のものが何であるかは

分かりません。

感覚だけであるなら、

そこには、

「赤い」とか、「固い」とか、「丸い」とか、

そのような感覚がバラバラにあるだけだからです。

感覚は統合されてはじめて、

私たちに理解できるものとなり

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白鳥静香先生の言葉より 401 感覚から生まれてくるもの 

白鳥静香先生の言葉より 401 感覚から生まれてくるもの 

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 401 感覚から生まれてくるもの 

私たちはまず感覚によって世界と、

そして、

他人や自分自身とも触れあいます。

でも感覚だけでは目の前のものが何であるかは

分かりません。

感覚だけであるなら、

そこには、

「赤い」とか、「固い」とか、「丸い」とか、

そのような感覚がバラバラにあるだけだからです。

感覚は統合されてはじ

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