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【2024年6月前半相場の振り返り】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成
早いもので、今年も折り返しの月になりました。
2024年は世界的にも”政治イベント”が多い年なのですが、世界最大の株式市場のあるアメリカも大統領選挙の年となります。
さて、大統領選挙年の株式の月間パフォーマンスは過去の統計上どのようなものなのか。
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1月から5月まで冴えなく、6月から8月のサマーラリーが強い傾向にある模様です。
6月に関して、上昇する確率は79.2%と12月に次いで高く、S&P500の平均月間上昇率は1.44%となっています。
5月31日S&P500の終値$5,296から起算すると6月終値ターゲットは$5,372.5となります。
ここまで2024年は4月に微調整しましたが、1月2月3月5月と株式のパフォーマンスは強くアノマリーは外れています。ですのでサマーラリーがアノマリー通り起こるかは占いのようなものですが、淡く期待したいと思います。
逆に下げた場合、この先どこかで利下げが行われることを考慮すればそれはそれで絶好の買場の提供となる可能性が高いのでサマーセール状態だと思います。
それでは6月前半の振り返り。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
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金利は6月に入り大きく下げています。金利の低下は株式には追い風です。
強かった雇用統計後に上げましたがCPI、FOMCを消化し再度下げる展開。
●株式マーケット観察
-S&P500
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株式は好調を維持しています。史上最高値を今年に入り26回更新。少し気になるのは騰落株線が株価とリンクしていないことです。
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意味するところは一部の銘柄の上昇によって株価は支えられています。株式全体が好調という訳ではなさそうです。
-市場センチメント
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ここのところ連日株価は好調なのになぜか恐怖へ振れています。上述した騰落株線下落が効いているのでしょうか。
●経済指標観察
-米国 雇用統計
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直近、米経済の弱体化を思わせる指標が相次ぎましたが雇用統計は強めの数字が出ました。
ポイントは雇用者数が前回、予想よりもかなり大きいが、時給はそこまで強くなく、失業率が上がってる点です。
パートタイム労働者は増えてるが正社員の仕事は減っています。
-米国 消費者・生産者物価指数(CPI/PPI)
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消費者物価指数は総合/コア共に下げています。内訳を見ると保険や輸送関連がしっかりと下落。一方全体構成比の3割を超える家賃に関しては下がっていませんでした。
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生産者物価指数PPIは予想/前回を下回りました。消費者物価同様インフレ鈍化の傾向を示しています。
-米国 連法公開市場委員会(FOMC)
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3月のFOMC以来、ドットプロットが公開されるので注目が集まっていました。結果としてはFRB参加者の利下げ見通しは前回よりも後退しました。
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中央値は1段階の利下げを見込んでいます。しかし、パウエル議長が何度も言及する通り、すべては「データ次第」なので今後のデータによっては2回もあり得るというのが今回のドットプロットが示しているところかなと思います。
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FOMCを受けて、市場参加者の利下げ期待は年内2回と楽観的な様子です。9月か11月に1回、12月もう1回あるかも?
●気になるニュース
-インド人民党過半数割れ
今年は世界的に政治のニュースが多いですが、インド総選挙は与党が勝つ結果となりました。しかしモディ氏率いるインド人民党は大幅に議席を減らした結果となり、インド株式は約4年ぶりの急落となりました。
筆者もインド株式($EPI)にサテライト枠で投資をしていますが、これはビックリでした。ただ、長期の成長ストーリ―に変更は無いので引き続きホールドしようと思います。
-クラウドストライクがS&P500に採用
昨今パッシブファンドが隆盛を極めているので指数への採用は株価評価にとって重要性が増しています。
筆者はサテライト枠で$CRWD(クラウドストライク)を保有していますので短期的にその恩恵を受けられそうです。決算優等生のCRWD。今後も完璧な決算に期待しています。
■6月前半にしたこと
●投資家Barへ
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はじめてお邪魔させて貰いました。
店内はどの席も投資の話をしているという他の飲食店では見られない光景でした。
これだけ顧客のターゲティングが絞られていると淘汰の激しい飲食業界でもコアなファンに支えられ、今後も末長くしっかりと運営されていきそうな雰囲気を感じました。
●地引網漁
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今年は不漁の年となりました。去年獲れてたアジやイワシが少なく、食べられる魚と言えばコノシロくらいしか獲れなかったです。
■6月後半にやること
●モニターに参加
治験やモニターやインタビューなどでお小遣いをチマチマ稼いでいますが今年はサボり気味です。
基本的にこの手のインカムは可能な限り実働を伴わないもので、時間効率の良いものを選んでいるつもりです。
ひとつの基準としては、時給換算で5,000円~10,000円ほどでしょうか。これ以下のものは基本的には受けていません。
今年はこれまでの半年で【¥47,000】ほどの予定になります。
●定額減税回収
制度が意外に複雑で自分はいつ、いくらの税金を回収できるのか?と正しく把握できているか?と問われれば曖昧です。
事前にざっくりと「6月の給料で115,000円程手取りが増える」と算段していました。
正確な金額は給与明細を見て把握することになりましたが、所得税と住民税で手取額にヒットさせる対象月が当初想定とズレていました。
・筆者の場合
所得税:30,000円×3人分(自分+長女+次女)
住民税:10,000万円×3人分(自分+長女+次女)
・減税額とヒット月
⇒所得税:86,000円(6月振込給与)+4,000円(7月振込給与)
⇒住民税:約49,000円(7月振込給与)
※7月は住民税が0円となる
※以降の11か月で49,000-30,000=19,000円(月1,727円相当)を追加徴収
■まとめ
大統領選挙年の2024年。
強いサマーラリーのアノマリー期待とFRBによる利下げ期待、さらにはAIブームによってビックテック主導の株高が続いてきました。
マクロ経済的には強弱織り交ざる指標が出ており、短期的にこの先どうなるかは不明です。
わたし個人に出来る事と言えば、労働市場に人的資本を投下し(働いて稼ぎ)、同時にリスク許容度を守った上で金融市場に金融資本を投下(投資)し続けながら、人生を楽しむことを忘れない。
ホントにこれくらいのことしか出来ません。
他国の選挙に参加することも、マクロ経済をコントロールすることも、FRBの金融政策に影響を与えることも出来ないのです。
コントロール不可能な部分を明確にすると、ある意味で良い諦め方が出来ますね。
以前、元東進ハイスクール講師の林先生が以下のような事を仰っていた記憶があります。
「要領が悪い人って”定数”を動かそうとする。世の中には ①自分の力ではどうしようもないこと(=定数)と ②自分の力でどうにかしなくてはいけないこと(=変数)を という2つがあって、本来②に向き合うべきなのに、みんな①に悩み無駄な労力を使ってしまう」
良い意味の諦念が大切かもしれません。
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