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アメリカでの暮らしを可能な限り快適にするコツ

#新生活をたのしく  

4月の人事移動などで、アメリカへの転勤が打診されている方も多いかと思うので、アメリカで可能な限りストレスなく暮らすには何をしておけば良いかを自分の経験を踏まえて書いておこうかと思います。記事を読んでいただいた方のご参考やお役に立てればと思います。

簡単な自己紹介

 かれこれ7年ほどアメリカのBay Areaに住んでいます。GCを取得していわいる、永住組という部類に入るかと思います。駐在員としてアメリカにきたことがないので、駐在の方の特殊事情や制約に関しては良くわかりません。職業としては半導体関連の仕事をしております。

 ご興味がある方はこち等を見てください。


VISA

 アメリカで働くには必ず労働VISAが必要です。クレジットカードではないです。駐在で来られる方は会社の方で準備するかと思います。転職でアメリカの現地採用の場合は、会社経由でH1BまたはL1などのVISA申請が必要になります。VISAに関しては色々なものがあり全てを把握しているわけではないので、自分が扱ったことがあるH1B VISAに関してはご要望が有れば後ほど書きたいと思います。

家探し

 まずは住む家を探す必要があります。どのように探すかは色々と方法がありますが大きく分けると以下の3通りがあるかと思います。

  • 自分で探す

  • 現地のエージェント経由で探す

  • 所属している会社や組織が準備する

自分で探す

 一番オーソドックスな方法です。自分でアポを取って、見学しに行き気に入ればその場で契約するという流れになります。家を選ぶのも結構コツというか気に掛けることが多いので、事前にある程度情報を集めておいた方が良いです。後で書きますがこちらではクレジットスコアーが信頼度を評価する指標なので、初めての人はスコアーがないので契約金をかなり多く取られたり、または場所によっては貸してくれないということもあります。
 ことらが有名どころの賃貸物件を探すサイトです。

 こちらは個人が賃貸として出しているものが多いです。なので時々掘り出し物がありますが、交渉等が面倒になりがちです。

現地のエージェント経由で探す

 移住者対象として家探しを仲介してくれるエージェントがいくつかあります。事前に連絡等をしておくと、要望に合った物件をいくつかPick upしてくれて見学等の予約を入れてくれます。ただし手数料はそれなりに取られます。
 エージェントを使うメリットは、最短時間で物件探しを効率よくできることと、もう一つは、クレジットヒストリーがなくとも契約できる物件数が増える可能性があるということです。というのもエージェントが仲介することで、もしもの時の家賃不払い等を保証できるので、貸主が安心できるという点です。
 なので、英語に自信が無いや時間がないという方にはおすすめです。有名どころでは以下のエージェントが有名です。

https://www.redacinc.com

所属している会社や組織が準備する

 こちらは、提示された指示に従うだけですね。よくあるのが前任者が使用していた物件をそのまま引き継いで住むというものです。

手続き関連

SSN

 アメリカで住むのにあたり、最初にしないといけないことはSSN(Social Security Number)の取得です。日本で言うところのマイナンバーに当たります。これがないと、免許証や銀行口座開設、またはクレジットカード作成に支障をきたちます。家が決まり次第SSN取得申請をすることをお勧めします。

Driver's license

 各州で申請方法などが異なるので、一概にこうするのが良いと言う方法はありません。自分が住んできいるカリフォルニア州に関して簡単に書いておきます。まずはDMVのサイトに行き、取得に必要な書類を集めます。自分は以下の資料を持参しました。

  • パスポート

  • SSN

  • 家の賃貸契約書(居住を証明する資料-1)

  • PG&Eの領収書(居住を証明する資料-2)

 オンラインで事前予約取るのをお勧めします。もしすごく待たされる場合は予約なしで朝から並ぶ方法もありますが何時間かかるかは運次第です。
 書類不備等がなければまずは筆記試験となります。最近は日本語のものがあるかはわかりません。自分の時はありました。紙ではなく端末に向かって質問に答えていくのが一般的です。すぐに合否判定が出ます。時間節約のために必ず事前に勉強しておくてください。なんかもDMVに行くのは心が病みます・・・。無事合格すると、その後は路上試験となります。路上試験は自分の車を持ち込む必要があるので注意してください。あまり推奨されていませんが、路上試験を受けるDMVに土日に行くと、同じように路上試験を受けようとしている人たちがおり、試験コースを回っていたりします。それについていきある程度コースを把握しておくと言うのもアリかと思います。

その他便利なもの

 自分が使っていて便利だと思うものを紹介します。日本と違いこちらの郵便局USPSはあまり信用できません。なので自分の家に何が届く予定かをある程度把握して行いと誤配などで苦労します。なので以下から事前に届く郵便物を把握しておくことをお勧めします。

 後はAmazonなどで注文した荷物を追跡するためのアプリ関連ですね。UPSやFedexのアプリをスマホに入れておくと良いかと思います。
 USで一番イライラするのは荷物が届くようで届かないことです。少しでもこのストレスを減らすと言う意味では必須かと思います。

お金関連

銀行口座

まずは給料や引き落としに必要な銀行口座を開きます。SSNが手元に有ればオンラインで簡単に口座を開設できるので便利です。SSNが手元に来る前に開きたい場合は、会社等が発行する雇用証明書だったり紹介状を出してもらい銀行窓口に直接行く必要があります。
 よく聞かれるCheckingとSavingの両方が必要か?という質問に関しては、自分の意見としてはCheckingで十分です。Savingはほぼ使ったことがないです。なぜ不要かは別の記事で書きたいと思います。
 どの銀行が良いか?に関しては家の近くにあるATMを調べて、その銀行にするのが一番かと思います。ぶっちゃけどの銀行も大差ないです。

クレジットカード

 日本人が最初に作成するのはANAやJALのカードですね。審査もないし、SSNがなくとも家さえ決まれば作れます。一年後ぐらいにAMEXや他のクレジットを作るのが一般的でしょうか?良い条件でカードを作ろうと思うとクレジットスコアーがそれなりに必要なので。
 日本でAMEXを使っていた方は、事前にAMEXのカスタマーサービスに連絡しておけばそのままアメリカで使えるという話を聞いたことがあります。

その他

携帯電話

 アメリカの大手、つまりAT&T, VerizonやSprintはSSNが無いと契約できません。会社が紹介状を発行してくれる場合は別です。SSNが無い場合はどうすればいいかですが、選択肢としてはプリペイドGoogle Fiです。日本語のサポートがあるプリペイドはH2Oが良いかと思います。

電気関連

 自分が住んできる地域はPG&Eなので、他の地域はよくわかりません。おそらく家の契約の時に電気会社を教えてくれるので、それに従うだけです。
 自分の場合はPG&Eの事務所に直接いき、住所と氏名を伝えたら契約者番号が新規発行されました。後日オンラインで確認できるようになるので引き落としのカード番号や銀行口座を入力すれば自動引き落としができます。


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新生活をたのしく

アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。