これから半導体をはじめる君へ
はじめに
今回は日本でも半導体が盛り上がりつつあります。そこで少しでもこれからの世代に繋げていければと思い。自分が知っている限りの知識をまとめておこうと思います。時間があれば英語にも対応させていく予定です。
半導体といってもかなり裾野が広く、半導体装置、材料だけではなく半導体設計、設計ツールなどあります。また水平分業がかなり進んでいる産業分野でもありすべを網羅することはできません。さらに言うと進化のスピードが尋常じゃなく早く、去年の技術は過去の技術という事がザラにあります。製造業でこの様な移り変わりが早い産業はかなり稀だと言えます。
自分は半導体のプロセス設計と、それを使用したデバイス設計が専門分野です。さらにいうとCMOSイメージセンサーというLogicとは一味違う技術分野を専門としています。なので最先端の技術分野はあまり知りません。ですが根底となっている基礎的なものは共通と思いますので参考になればと思います。
半導体の分野
半導体の分野は裾野が深く、それぞれの分野において必要な知識が異なります。なので大学でこれから半導体を学ぼうと考えている方は自分がどのような知識を身につけて半導体分野に飛び込むかをよく考えておきましょう。
材料開発(シリコン以外の場合)
プロセス要素(モジュール)
プロセスインテグレーション
デバイス設計
回路設計(Analog, Digital, System, Verification)
パッケージ(実装, パッケージモジュール)
信頼性技術
細かく分類すると切りがないのでここまでとしたいと思います。それぞれがどのような技術開発をしていて、どのようは専門分野が役に立つかを簡単に書いていこうと思います。あくまで参考なのでこれに限ったことではないです。
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アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。