転職して1年が経ちました
はじめに
転職して1年が経ったので、どのような変化があったのかと転職して良かったこと困ったことに関してまとめておこうと思います。1年って結構長いようで短いですね。怒涛の転職活動から振り返ってみたいと思います。
退職を考えた理由と背景に関しては以下にまとめてありますのでご参照ください。
効率
自分が持つキャリアをもっと活かせ、新しいことを学ぶ機会が多いことが重要になります。まぁその分労働時間が多少長くなっても学ぶ機会が多ければいいかなぁという感じです。
結論からいうと、この1年はかなり学ぶことが多かったです。改めて半導体の信頼性評価を学び直し、それがシステム側の信頼性とどのように関わってくるかなどが大きな学びでした。また、今まで接点が全くなかったModule関連の人と一緒に仕事ができたのも刺激的なものになりました。
良い点だけでは不公平なので残念だった点も書いておきます。前職はそこまで大きな会社ではなく、Engineerの自分が直接SVPに対しプレゼンしたり、技術的なDiscussionをしていました。組織階層はほぼFlatに近い構造で、決定事項に関しても個人にかなり権限がありました。その代わり責任は自分で取れという感じです。
今の会社は組織的な階層がかなり深いのでEngineerがLeadership層と話したりする機会はほぼ無く、決定に関しても総意が必要でその根回しがあったりと日本を思い出す場面が多くなりました。その代わり個人的な責任というよりTeamとしての責任が重要になります。その分会議やなんやらがかなり多いなぁという印象です。まぁ日本のようなねちっこさはないですが。。。
将来性
複数年にわたるロードマップが全体で共有されており、ある意味今後どうなるかは予測可能です。明日何かが突然変わるはないです。関連する市場が急激に伸びているわけでもないので飽和に向かって徐々に伸びていく感じというのも安心できる点でもあります。将来性に関する不安というのもほぼないとも言えます。
経営の透明性もかなり良いです。前職は透明性がほぼなかったので将来というか明日がどうなのかもよくわからない状態で常に何かしらの不安がある状況でした。こらはこれでLayoffと異なる恐怖です。
その点今の会社はNet上ですぐに検索して知ることもできますし透明性に関しては心配がありません。
Salaryに関して
1年目なのと、まだ来年度に関して交渉や評価が終わっていないので昇給などに関しては分かりません。Salaryに関しては転職時に交渉した金額とRSUに変化はありません。株価に関してもNVIDIAの様に急騰して莫大な値になっているということもありません。
RSUは入社後1年経過してからVestされるのではなく、半年後に初年度の半分がVestされました。なのでRSUの現金化という意味では意外と早くできることがわかりました。
ESPPも割引率がかなり良いものなので満足です。前職では評価額がマイナスのSOが発行され、さらにESPPもなかったので株による収入はゼロでしたのでこの点はかなり不満でした。
Salaryとは別に前職にはなかったメリットがありました。若い方にはあまり影響がないですが401kが使いやすくなったことです。前職は特に何の説明もないですしプラン自体も何をどうすれば良いかがよくわからなかったです。ましてやリバランスや税金に関するスポートも皆無でした。同じ証券会社なのに。
会社が証券会社と提携して、自動リバランスがついたプランを提供しており自分のリスク許容範囲に合わせて選ぶ感じです。また拠出金をどの程度にするかも非常に分かりやすいですし、conversionなどを自動で実施してくれます。
前職では年度末に自分で計算してMaxにするには幾ら不足だから来月は単発で増やす設定が必要だったり、backdoor roth IRAはSupportしていなかったりとあまりメリットが享受できていませんでした。
来年に向けて
現職に関してはかなり満足しています。大体組織体制と意思決定の仕組みがわかったので、今後はもっと効率的に働くことができるかと思います。ポイントとしては組織が大きいので、自分がしなくても良いことは他に任せるが重要なことですね。チャットやMailで依頼してあとは待つという感じです。まぁその依頼するところが説明やら何やらがあり面倒ではありますがそこは諦めですね。
まとめ
今回は転職して1年経過したということで、思ったことや今後に関してまとめました。
アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。