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死ぬまでに行きたい場所に行ってみた

コロナウイルスが世界を大きく変えるほんの少し前。私と世界との距離が今よりもぐんと近くに感じていた頃。私は、オランダのユトレヒトを訪れていた。 ここは、私が死ぬまでに一度は行きたいと思っていた念願の地。あの日の、夢が叶って嬉しかった思い出を、今日は振り返っていく。 なぜ、ユトレヒト? 何を隠そう、ユトレヒトは私が大好きなミッフィーの生まれ故郷だからだ。正確には、作者ディック・ブルーナ(Dick Bruna)さんの故郷だ。いつ、どこでユトレヒトを知ったのかは忘れてしまったが

    • SUBWAYで敵だったアイツに恋をした

      合言葉は、「オリーブ抜きで!」 サンドイッチにアクセントをもたらす、黒々とした大人の味は、幼き日の私には理解し難かった。 地元にポッとできたSUBWAYに足繁く通っていた少女時代。お気に入りだったメニューは思い出すことはできないものの、ただオリーブを抜いていたことだけが記憶に残る。 そんなオリーブが「気になるアイツ」になったのはつい先日のことだ。 🫒 スパニッシュバルでのバイト中、2人の外国人がお客さんとしてやってきた。ワインを浴びるように飲みながら、オリーブを食べ

      • 見えない努力を想像できる人でありたい

        中学生の頃、同級生から言われた言葉が忘れられない。 「あなたは勉強しなくても、テストで良い点取れるからずるい。」 率直に思ったことは、「なぜ、私がしてきた努力を想像できないんだろう」ということ。誰にも言ってないけど、本当はたくさん勉強していた。数学のワークは2.3周していたし、英単語だって誰よりもたくさん書いて覚えた。大きくなったペンダコは、見た目こそ歪だったけど、ちょっとだけ私の自慢だったのに。 この同級生の一言で、私は、実績から人の頑張りを逆算できない人がいることを

        • 人生でたった1年の、24歳の過ごしかた

          先日、24歳の誕生日を迎えた。 たくさんの人から「おめでとう」をもらい、改めて周りの人に恵まれているなぁと実感した。 学生のうちに迎える最後の誕生日は、これまでよりも「大人に向かう」という感覚が色濃く感じられるようだった。学生から社会人になるイベントを控えるこの1年の、抱負をまとめておきたいと思う。 1. 世界を楽しみつくすための努力をすること まず、1番はこれだと思った。「世界を楽しみつくす」とは、芸術、サービス、ファッション、映像作品など、この世に存在する色んなもの

        死ぬまでに行きたい場所に行ってみた

          星野源さんに世界の楽しみ方を教えてもらった

          音楽好きの友人に、「音楽を聴くとき、何に一番耳を傾けてる?」という哲学的で抽象的な質問を受けた。 音楽には明るくないけど、てきとうに答えるのも違うなぁと思ったので、思考を巡らせる。ドラムのリズム?ベースの音?いやいや、私は一番「歌詞」を大事にしていることに気づいた。 私は言葉が好きだから、歌詞を一番よく聞いている。そして、自分が共感できる言葉や想いがメロディに乗って届いたとき、その歌は自分のお気に入りの一曲になっていく。 たぶん多くの人が私と同じで歌詞に注目してると思う

          星野源さんに世界の楽しみ方を教えてもらった

          趣味の距離感

          「自分の趣味に付き合ってもらう」ことが少し苦手だ。 基本的には趣味は自分だけで堪能するタイプだが、友人との買い物中や、ネタ切れしたデートでは、普段一人で楽しんでいるものを相手にシェアすべき状況がしばしば発生する。そんなときにどこまで切り込んでいいかわからない。 趣味に付き合ってもらったとして、相手にも響く部分があって、リアクションをもらえるときは嬉しい。じゃあ今度ここ行こうよ!と、次の約束に繋がって、「共通の趣味」として発展していくありがたいケースもある。 その一方で、

          趣味の距離感