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SUBWAYで敵だったアイツに恋をした

合言葉は、「オリーブ抜きで!」

サンドイッチにアクセントをもたらす、黒々とした大人の味は、幼き日の私には理解し難かった。

地元にポッとできたSUBWAYに足繁く通っていた少女時代。お気に入りだったメニューは思い出すことはできないものの、ただオリーブを抜いていたことだけが記憶に残る。

そんなオリーブが「気になるアイツ」になったのはつい先日のことだ。

🫒

スパニッシュバルでのバイト中、2人の外国人がお客さんとしてやってきた。ワインを浴びるように飲みながら、オリーブを食べる食べる。モリモリのオリーブを4皿平らげて帰っていった。

あまりにも美味しそうに食べるもんだから、だんだんオリーブが気になってしょうがなくなってきた。そういえばオリーブってどんな味だったっけ。子供の頃は不味かったけど、今食べたらどうなんだろう。

🫒

その日のバイト終わり、閉店ギリギリのスーパーに駆け込んで、オリーブを購入した。こういう時は勢いが大事。

私が買ったのは、今回は緑のオリーブ。ラベルをよく見なかったため、アンチョビ入りの変わりダネを買っちゃったけどまぁいいや。

たしか、SUBWAYは黒色のオリーブだったはずだが、そのあたりご容赦いただきたい。緑な気分だった。

スーパーで買ったもの

いざ、実食。

な、なんだこの美味しい実は!

オリーブ独特の風味と程よい酸味がクセになる!
そして、急な気温上昇で夏バテ気味だった体に沁みる!
お酒が飲みたい!
家にストックがないことが悔やまれる!

この日から、私はオリーブにぞっこんになった。

ハマったらとことんな性格も災い(?)して、このままだと買ったひと瓶を一気に食べてしまいそうだから、意識してちまちま食べる始末である。

🫒

そして、次に望むことは、どうしてもオリーブ入りのSUBWAYが食べたい。完全体のSUBWAYを食べるまで、自分が大人になれたような気がしないのだ。

今週末の予定が決まった。



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