すずすけ

最近絵画鑑賞をするようになりました。美術館よりも画廊に行く方が多いです。今井喬裕画匠に…

すずすけ

最近絵画鑑賞をするようになりました。美術館よりも画廊に行く方が多いです。今井喬裕画匠に注目しています。

マガジン

最近の記事

興味と関心とアート

武蔵野美術大学日本画のオノチカさんとタルーラさんの作品が届いてもう一か月以上になる。twitterで感想を書きたいけれど、2年以上も何回も作品を見ていて、何回かお話もしているのにうかつなことは書きたくない。オノチカさんのイタリアを旅して写真をとってその写真から絵画を展開した、というのは、たとえば白日会の常任委員の作品論評だったりすると、たとえば有田巧先生なら「これは写真をみて描いていますね。みればわかりますね」という指摘があるだろう。写実作品では、写真は活用するとしても、一度

    • キュート主義―Cute-izm

       絵画アートに新たに親しむようになったとき、絵画作品を入手することと同時スタートだった。  今井喬裕さんの油彩画を偶然見出した。  たとえば1990年代だったらインターネットもWebもあったけれど、絵画作家と直接接触するということはなかった。ところが、2019年のそのときは、関心を持った絵画作家には関連Webページから連絡することができるようになっていた。  今井喬裕作品は、すぐに東京銀座の泰明画廊で観ることができることになった。ギャラリストが底抜けに親切だからというの

      • ぞくぞく そのいち

         今井喬裕「Betelgeuse」を飾っている。  チャーミングな画で、今井画匠らしさのある作品だ。今井作品の女性像は、芸術新聞社の画集でも、その視線のありかがさだかではないように記述されている。  何年か手元において眺めているが、その女性像と目があうと、ぞくぞくするような感覚がある。多様な表現があると思うが、作品をみたときに文字通り「ぞくっ」とするのである。  絵画を飾るようになるまでに、蒔絵万年筆など、アートに類するものは持っていたし、それなりの見識も持っていた。

        • 識別

           洋画鑑賞を愉しむうちに、はばが広がって、日本画にも関心が向いてきた。中でも、水墨画や南画に興味がわいてきた。  名品は心に伝わる。  洋画は画廊でも多く見て、作家とも話をして、その作家の作品を購入する。作品の解釈を聞くこともできる。具象画ならば自分でもバックグラウンドを推察したりもできる。偽物も知らずに識別できるようになってきた。洋画を描くスタイルのようなものが推測できるようになったからかもしれない。何よりたくさん観るようにしたからだろう。  水墨画は、現在ではあまり

        興味と関心とアート

        マガジン

        • アート(ギャラリー)
          1本

        記事

          感興集成

           魯迅の咸亨酒店は、「孔乙己(こんいーちー)」に登場する。  自分は、絵画アートの観覧を楽しむようになり、ときどきtweetする。  ツイッターには文字数の制限があるし、自分の意図を人に伝えるために自分の表現ではない文章の書き方をすることもある。  ここでは、自分の感想をノートしてとっておこう、と思う。  「孔乙己」は、酒場のカウンターで「茴香豆の茴の書き順はこのようにいくつもある」ということをいう。  自分も、「この画をみたらこのように思った」ことを書いていこう。そのあつ