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キュート主義―Cute-izm

 絵画アートに新たに親しむようになったとき、絵画作品を入手することと同時スタートだった。

 今井喬裕さんの油彩画を偶然見出した。

 たとえば1990年代だったらインターネットもWebもあったけれど、絵画作家と直接接触するということはなかった。ところが、2019年のそのときは、関心を持った絵画作家には関連Webページから連絡することができるようになっていた。

 今井喬裕作品は、すぐに東京銀座の泰明画廊で観ることができることになった。ギャラリストが底抜けに親切だからというのはあって、他の人にあてはまるかはわからないが、いくつも作品を観せてもらった。文字通りその場で魅せられてもいた。作品2点を購入させてもらった。今井喬裕画匠の表現そのものを自分の手元で鑑賞できるようになった。

 それから、いろいろな絵画作品を観るようになった。一番最初に、気に入った作家の作品は、無理のない範囲で手に入れられることを知ったので、手ごろなものは入手するようになった。

 今も絵画アートを愉しんでいるが、主題はなんだろうと考えてみたら、キュートな作品を選んでいることに気付いた。

 コレクションというほどのものはないが、キュートな作品を観て、ずっと観ていたいものは手に入れていきたい。名付けてキュート主義。Cute-ism、といいたいところだが、現代はかわいい、にしてもKawaiiという英語になっていて、学術論文もあるぐらいだから、今さらCute-ismというと何かと重なっているかもしれないので、Cute-izm、と言っておこう。

 これからのキュート主義には、円山応挙の狗子圖もほしいし、Mr.作品はリトグラフまでしかもっていないのでいつかオリジナルもほしい。Vlaminckの「Le chapeau à plumes」はオークションに出たがたまたま売却にはなっていなかった。とてもキュートな作品なので、いつかオークション入札にチャレンジしたい。

(了-なお、画像は今井喬裕画匠のBetelgeuse)

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