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やらなければいけない病とそうじゃないといけない病

治療が必要な強迫性障害とまではいかない。
生活する上で別に困るわけではないし、誰かに迷惑をかけているわけでもない。
行き過ぎると自分がしんどくなるという程度なんですが。

私は毎朝 スクワット30回すると決めている。

ただ自分でそう決めてしまうと、体調が悪くても、熱が出ても
「やらなければいけない」という気持ちが強く
体がきつくてもやってしまうクセがある。

30回だけだし、すぐに終わるけどさすがに体調が悪いときは
クラクラした。
でも「しなければいけない」と思ってしまう。
ただ1日やらなければいいのに、休んでしまうと明日からやらなくなるのでは・・という不安が起きる。もともとがだらけた性格なので。

そのやらなければいけない病はスクワットだけではない。
毎日の掃除機・毎日の犬の散歩・毎日飲むプロテイン
自分でルーティンにすると決めたものは体調が悪くても、やってしまう。

また「そうじゃないといけない病」もある。

・常に家の中を綺麗に保たないといけない
・毎日手作りにお弁当を持たせないといけない
・母親だから○○でなければいけない

昔はもっとひどかった。
外出するとき何度も家の鍵をきちんとかけたか確かめたし、ガス栓を閉めたか確かめていた。
家のドアから離れても戻ったりもしていた。

「ちゃんと閉めたはずだから大丈夫だ。でも、もし記憶違いで閉めてなくて強盗が入ったら・・・今5分かけて戻って確かめる方が安心して外出できるはずだ」
という思考になって家に戻ったりしていた。

眠る前も窓を開けてないはずなのに何度も鍵をかけたか確かめていた。
自分の記憶に自信がなかった。

あの時は多分いろいろなストレスがあったんだと思う。

ガスの閉め忘れに敏感なのは、一度一人暮らししているおばあちゃんが鍋にガスをかけたまま外出してキッチンが少し焼けてしまった事件があったので、余計に注意していたのかな。
おばあちゃん家に空き巣が入ったこともあったし、そういうことも原因の一つだったのかも。

あとはプライドが高かったのと完璧主義者だったのかな。
代表的な強迫障害の確認行為なんだろうな。

今なんてガスをIHに変えてるので全然気にならない。
鍵は息子や主人が一緒に見ている中でかけている。

ストレスがあまりなくなったせいか、何度も確かめることもなくなった。

ただまだまだ「やらなければいけない病」と「そうじゃないといけない病」が発生する。

もう少し柔軟に「~でなければいけない」を「できたらいいな」に変えていきたい。
人生を楽しく過ごすためにはやはり「柔軟な心」は大切だ。

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