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転職についての葛藤

今朝、なんとなくYoutubeを見ていると、好きな会社の求人があった。エッセイとともに紹介される商品たちや、発表される映像などが好きで、いつもチェックしている会社だ。

「この会社で働きたい」、今までそう思ったことはなかったけれど、「この会社で働くの、楽しそう」、求人を見てそう思った。
なんとはなしに見た求人は、中途採用のもので、私でも応募資格のある職種もあった。

素敵な、憧れの会社、もし受けたら、もし受かったら、私の人生どう変わるのかな。なんて夢想する。

でも、勤務地は東京で、職場へは一時間で通える範囲に住まないといけない。今住んでいるところは関東ですらないから、絶対に引っ越しが必要になる。

それに、先日、ずっとやってみたいと思っていたバリスタの仕事に、やっと受かったばかり。まずはバイトだけど、いずれは社員登用試験にチャレンジしたいと考えていた。

なのに揺れている私がいる。
「受かるかなんてまだわからないし、受けるだけ受けてみるのも良いんじゃない?」
「受かるかもわからないし、もし受かったらそのときに考えても良いし。」
「受かったとしても働き始めるの来年だし」
そんな風に、ぐずぐず考える私がいる。

『魂は身体を持つことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。成長の機会が与えられたわけですから』
『春になったら種から芽が出るように、魂は成長したがっているのです』

「西の魔女が死んだ」 梨木香歩

「これからどうしよう、どうするのが正解だろう。」そうやってぐるぐる悩む私に、いつも寄り添ってくれる言葉がある。西の魔女の、おばあちゃんのこの言葉だ。

きっと、今の私の葛藤も、思いも、魂の成長に必要なこと。
好きなだけ悩んで、決めたら良いんだと思う。私の人生は一度きりだから、後悔しない選択をしたいけど、魂の成長はずっと続く。そう考えると、後先考えずに、何かに挑戦するのも悪いことじゃないと思う。

だから、もし就活に悩んでる人がいたら、挑戦を恐れないでほしい。私もたくさん面接を受けて、落ちて、受かって、その度落ち込んだり、はしゃいだりした。でも最後はなるようになる。
会社も仕事も、1つじゃないよ。だめだったらいっぱい落ち込んで、次に行こう。それも魂の成長だから。

#エッセイ #随筆 #転職 #就活 #西の魔女が死んだ

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