母を想う子の涙

1月から病院に通いある薬を飲み始めました。薬を飲むだけで症状はおさまるので、運動や食事に規制があったりするものではありません。いつも通りに暮らしています。ただ、薬を飲まなければ、死に近づく可能性は高くなります。
これは3年前から分かっていました。ただ薬を飲んでしまうと妊娠した場合お腹の子の障害に繋がる可能性がかなり高く、ためらっていました。二人も子どもがいて、これ以上なぜ、と思われるかもしれませんがー。
長女は小さな子の面倒を見るのが大好きで。妹の子ども(甥っ子)をすごくかわいがっています。「弟が欲しい」ことあるごとに彼女がいっているのを知っていて…私の都合で彼女の願いを消すのはどうなんだろう深く悩みました。そして妊娠してはいけない身体になるというのが自分の中で受け入れ難かったということもあります。

ただ3年が過ぎ、もう決断をしなければ、と。子どもたちを残して倒れることはできない、と。

最後まで病院に行く決断ができず、病院を予約した日の前日子どもたちに話すことにしました。「ママお薬を飲もうと思う。飲んだら赤ちゃんはできなくなっちゃうごめんね」と。薬を飲まなければ、倒れてしまうかもしれないそういったことも伝えると、長女が大泣き。「ママが一番。ママの身体を大切にして」と。私も一緒に大泣きして彼女の願いを叶えられなくなったことを詫びました。「ママが一緒が一番。赤ちゃんはいなくてもママがいないと嫌だよ」と言ってくれた彼女と彼女の涙、一生忘れません。
※ちなみに、二女は「ママの横は私がいいから赤ちゃんなんていらないよ」と笑顔でした。これはこれで気を遣ってくれているのかもしれません。

こう書けるようになるまでも2か月かかりました。やっと文字にできました。
少しずつ自分のこと、自分の身体のこと、受け入れられるようになってきました。自分のことを大切に思ってくれる家族がいて幸せです。

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