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「しんどい」って、堂々と言えるまで。

「それはそれは、しんどかったですね。」

と言われてはじめて、
あ、私、しんどかったんだ。
と思うことが、よくあります。
泣きそうになる瞬間です。泣かないけど。

痛さも同じで、
「痛くない、痛くない。」と、
堪えているうちに、
どこが痛くて、何がどうしたのか、
感じなくなります。

正直に、この人になら、
言える。と、勇気を出して言った時に、
「それくらい大したことない」とか、
「もっとしんどい人がたくさんいる」
なんて返されて、
さらに傷つくことが、多かった私は、

このしんどさは、誰にも、
わかってもらえない。
と、絶望していました。

「あー、痛かったねー。」
「しんどかったんですね。」

この言葉だけが、欲しかったんだと、
思いました。

わかってもらえない。
って、とても辛いことです。


本日も、読んでくださり、
ありがとうございます。

下手な鉄砲も数うちゃ当たる。

くらいの感覚で、
自分の過去のストーリーを、
何度も繰り返し話してみることが、
大切だと実感しました。

心の傷口が、さらに開いて、
疼くかもしれません。
塩を塗られた感覚になって、
さらに痛くなることも。

でもね、
その練習をしていくうちに、
誰に何をどのように話せばいいか。
が、見分けられるようになります。

さらには、あんなに辛かった「過去」を、
「いま、ここ」を感じながら
話すことによって、
変えられるものだと実感しました。

事実であった「過去」は、
変えられませんが、

話していくうちに、
「過去」が、違う角度で、
それは、話す相手の感じ方の影響を受け、
ああ、こんな感じ方もあるんだ。
と知ることにより、
私の過去の見え方が変わります。

安全・安心な関係を見分ける項目6つを。

1、イヤなことは「イヤ」と言える。
気が進まないことを強制されない。
2、話に耳を傾けてもらえる。
「こう感じるべきだ」
「こう考えるのが正しい」
など感じ方や考え方を強制されない。
3、「自分がいなければ、あなたは
やっていけない」
「あなただけがすべて」
のような二人だけで完結する世界ではなく、
他の人が入ってくることができる。
4、「おまえはダメなやつだ」のように、
人格を否定されない。
罵倒されたり、決めつけられたりしない。
5、「こうすれば好きになってあげるよ」
「こうしなければ嫌いになるよ」といった
コントロールが行われない。
6、相手の不機嫌をなだめる責任を
負わなくてもいい。

私は、この6つの項目と、
逆のことばかりしてきたので、
人の顔色をうかがい、
自分を卑下して、
惨めな気持ちになっていましたが、

「しんどいって言ったらええねん。」

と、あまりにもあっさりと
言われたことで、
実は今、すごく心が軽いです。

また、トラウマ反応や、
フラッシュバックは来ますが、
過去の私に、
「いやあ、あの時は、
しんどかったねえ。」と、
寄り添えるようになったのは、
その過去の話を、
繰り返し何度も話してきたから、
いつの間にか
俯瞰できるようになりました。

「しんどい」にフタをすると、
危険です。
その「しんどい」に、アディクションは、
容赦なくやさしく忍び込みます。

だから、アウトプットしていきましょう。

必ず、「ああ、わかる。」と、
言ってくれる人が現れます。

アディクションからの回復では、
「同じ話を気が済むまで何度でも話せ」
は、効果的です。

あなたにとって、
素晴らしい1日でありますように。🍀🍀🍀

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