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すずめと英語の出会い 2

こんにちは。すずめのえいご屋さんにようこそ。

執筆者のすずめです。

前回、すずめはBon Joviと出会ったことで英語を勉強する事のモチベーションを取り戻したところまでお話ししました。今回はその続きです。

Bon Joviと12月に出会ったすずめは、早速お正月にもらったお年玉でAIWAのCDラジカセとBon JoviのCDを2枚購入しました。確かタイトルは7800FahrenheitとSlippery When Wetの2つだったと思います。

自宅に帰り早速CDを聞いてみて、すぐに2つの曲の虜になりました。
7800FahrenheitのRunawayとSlippery When WetのYou Give Love A Bad Nameの2曲です。

歌詞カードを手に何時間も聴き込んで、何度も何度も練習してなんとかサビのパートだけは鼻歌で歌えるようになりました。ただ文法的な構造などはさっぱりわからなかったので、「この文の意味はこれなのかなぁ?」という感じで非常にあやふやなものでした。

わからない単語などもはじめてがんばって辞書を使って引いてみて、意味を調べて覚えようとノートに書いたりしながら進めて居たところ、辞書にない単語にぶち当たり、そこから進めなくなりました。その単語は何ヶ所かに使われていたのですが、辞書に載っていなかったので、そこだけ意味がわからず困ってしまったのでした。

すずめはこの時、文法用語などちんぷんかんぷんでさっぱりわからなかってので、主語とか動詞、目的語などと言われてもなにがなにやらほんとにわからなかったので、自分なりに勝手に英文解釈をしていました。

当時のすずめは、文の下に全部の単語の意味を書いて、その下の日本語の部分を全体として日本文に直してなんとなく意味が合うように並べ替えて、助詞(てにをは)などを変えて訳していた感じでした。この方法、あまり効率的ではなかったと思うのですが、ほかにすずめにはやり方が思いつきませんでした。

そして、その訳をしている時に何度も出てくるある単語。いまならわかるのですが、それはちょうど動詞に当たる部分にちょくちょく出てくるのです。

その単語、気になりませんか?

それが

ain't(エイント)

でした。

これ、ある程度英語が好きな方や学習してる方、教えている方などは比較的ご存知なのですが、中学生用の辞書には載っていない単語だったんです。だから、すずめははじめて英語の先生に尋ねてみることにしました。

そこで教えてもらったのが、ain'tはam not, are not, is notのどれの代わりにも使えるくだけた口語の英語だと言うことでした。

例えば、

I'm not happy.だったら、I ain't happy.って使ったり、He isn't happy.だったら、He ain't happy.のように使われるということです。

決して綺麗な言葉遣いの部類に入る言葉ではないのですが、比較的若い男性などはよく使うことが多い単語のようでした。ちなみにain'tは否定の時にしか使えないということも教えてもらいました。

その当時はまだネットはかろうじてどこかにあったのかもしれませんが身近なものではなく、スマホなどない時代でした。

わからないことがあっても気軽に調べることができないので、先生に聞いたり、本で調べたりすること以外、知りたい知識を知ることができないのでした。

もしここで先生がain'tを知らなかったら、すずめの英語へのモチベーションは消えてしまっていたと思います。先生には感謝しかありません。

すずめが好きになったBon Joviはロックバンドの中でもヘヴィメタルと言われる激しいサウンドのもので、このタイプのバンドの曲にはよくain'tが使われていたのでした。

すずめはまだ全然英語がわかっていないのに、「いつかBon Joviの歌が意味がわかって歌えるようになりたい!いつかBon Joviたちに会って英語で話してみたい!」と無謀な夢見るようになって、ようやく本格的に英語の勉強に取り組むようになりました。

すずめは英語の勉強をがんばることを決めたあとすぐに近くの本屋さんで洋楽バンドの雑誌を買ってきて、付録に付いてたBon Joviのポスターを自分の部屋の壁に貼って、そのポスターに向かって改めて「がんばるぞ!」と自分に言い聞かせました。

ちなみに、すずめはBon Joviの中ではヴォーカルのJohn Bon Joviの声がすごく好きになったので、John が1番大きく写っていたポスターを壁の真ん中にデカデカと貼り付けました。

母親からは呆れられていましたが、それでもそのまま貼らせてくれたことはすごく感謝しています。

…今日はここまで、すずめと英語の出会い編のその2を書かせて頂きました。

次回からは勉強のやり方がわからないすずめがどのように回り道をしながら英語の学習を進めて行ったのかなどを綴って行きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!

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