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すずめと英語の出会い

こんにちは。すずめのえいご屋さんにようこそ。

執筆者のすずめです。

今日はすずめがどうしてえいご屋さんになったのかのとっかかりについて書きたいと思います。

すずめは地方のサラリーマンの家庭の子どもとして生まれました。いたって普通の公立小学校からそのまま公立の中学へ進学しました。

その頃は子どもが英語に触れるのは中学に上がってからというのが一般的な感じでした。英会話スクールなどもありましたが、ほとんど通ってる子どもはいない感じで、みんななんとなく、中学ではじまる英語に少しワクワクしていた時代です。

すずめもそのワクワクしていた1人でした。小学校では一応アルファベットとローマ字は習っていましたが、英語はというと、身の回りのカタカナ語くらいでしか接したことがありませんでした。この時はローマ字も英語だと思ってローマ字を書いては楽しく喜んでいました。

中学校の入学式が終わり、いよいよ授業が始まりました。小学校とはちがい、各教科毎に先生が変わるのが新鮮でドキドキしていました。この先生は優しいかな?厳しいかな?なんて授業中に考えて少しソワソワしていたりしました。

そんな中、はじめての英語の授業を迎えました。

はじめての英語の授業のことはいまはもうあまり覚えていないのですが、あれだけワクワクしていたのにここまでまったく覚えていないということは、恐らくすずめが期待していたものとちがっていたのかもしれません。

確か、単語の意味調べと教科書の本文をノートにうつして訳をするように言われたと思います。英語を話したり聞いたりする華やかなイメージとは真逆の地味目な作業な宿題にがっかりしたような気がします。あとは単語を20回ずつ書いて覚えてきなさいという指導を受けました。

どれもこれも地味目で面白くなさそうなものばかりで、すずめのやる気は一気に折れてしまいました。「なーんだ、国語の漢字覚えたりするのと変わらないんだな…」とかなりしょげかえったことを覚えています。それまで色鮮やかに見えていた英語の教科書のピカピカの表紙が途端にモノクロームに見えるようになりました。

英語学習のはじめからやる気を無くしてしまったすずめは、なかなか宿題の準備にも身が入らず、事前に意味を調べたり、訳したりすることはほぼありませんでした。すずめは基本的に好きなこと以外はあまりがんばれない性格だったので、そのままがんばらずに授業を受けていました。

ただテストがあることは聞いていたので、授業の時に教科書に単語の意味を書いたり、訳を書いたり、読み仮名をカタカナで書いたりしていました。こずるいことばかり考えて、まったく真面目な生徒ではありませんでした。ただその分の評価は引かれていたので先生はよく見ていらっしゃったと思います。

さあ問題はここからです。

「英語ってどうやって勉強するの?」

今みたいに、音声の教材が豊富にある時代ではありません。自分のが授業中に書き写したカタカナを頼りに単語を読んでみたり意味を覚えたりすることくらいしか思いつかず、テスト前なのに「何をしたらいいのかわからない」状態になってしまいとても困ってしまいました。

そして迎えたはじめてのテスト。もちろん結果はボロボロでした。出来ていたのはアルファベットとローマ字、それから単語くらいです。いまならわかるのですが、文法の問題が全然できていなかったのですが、そもそもそれが文法についての問題である事すらわかりませんでした。

こうなれば、そのあとの英語の成績がどうなってしまうかは火を見るより明らかです。もう、見事にガタガタと落ちて行きました。そして、すずめ自身も興味を無くしてしまったので、これじゃダメだとは思いつつもどうしてもがんばる気になれませんでした。

そのまま12月の冬休みのくらいのときに、家で夜中ふとテレビを眺めていると、英語の歌が聞こえてきました。くるくるした長い金髪の髪をした男の人たちがなにか激しい曲を歌っていました。なんだかとても楽しそうに歌っていたので、そのまま食い入るように画面を見ていました。

それはロックバンドのライブ映像でした。結局最後まで見て衝撃を受けて、「あんな風に英語で歌ってみたい!」「あの人達と英語で話してみたい!」という思いが心に生まれました。

このロックバンドはBon Joviという今でこそ世界的に有名になったアメリカのロックバンドですが、私が見た時はまだアメリカでなかなか売れずとてもがんばっていた時期のようでした。そんなことはその当時のすずめにはわかりませんでしたが、それでもすごく楽しそうにライブしていた姿がすずめに強い影響を与えてくれたのは間違いありません。

この時に聞いた You Give Love A Bad Name は、すずめがはじめてCDを買って歌詞カードを見て覚えた曲です。

すずめはBon Joviに出会ってはじめて英語の勉強に真面目に取り組みたいと強く思うようになりました。

…ここまで自分の英語との関わりを振り返ってサラッと書いてみようと思ったのですが、意外に長くなりそうなので、何回かに分けて書きたいと思います。

それでは、ここまでお読み頂いてありがとうございました。

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