「初の人生指南」って売りだけど、基本はいつも通りw:読書録「還暦からの底力」
・還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方
著者:出口治明
出版:講談社現代新書(Kindle版)
stay home用に購入(DL)した作品。
「還暦」にはまだありますが、「準備期間」も必要でしょうしw。
…とか言って、結局読んだのは緊急事態宣言明けなんですけどね。
まあ、基本的にはいつもの出口節です。
「人・本・旅」
で、還暦を迎える人へのメッセージとしては、
「人生100年時代。生涯現役、生涯学習」
…そうおっしゃると思ってました。
ご自身が絶対そう言うタイプですもんw。
(生涯現役って言っても、「死ぬまで働け」ってのとはチョット違うかも。
「好奇心を忘れず、老け込まずに、動き続けろ」
って感じかな。
まあ、「収入」のこともあるので、そこら辺は整理し切れてる訳じゃなけど)
構成としては前半が上記の主張。
後半は(自分が学長を務める)「APU」自慢と、お得意の「歴史談義」になります。
ここは好き嫌いは分かれますわねw。
個人的には「APU」(立命館アジア太平洋大学)にチョット興味があるのと、出口さんの歴史談義は結構好きなんで興味深く読みましたけど。
結論から言えば、「出口さんの過去の作品を読んでたら別に読まんでもいいんちゃう?」って作品かもw。
個人的には「もうちょいチャンと勉強せんとあかんなぁ」。(これ、出口さんの本を読むたびに反省してるんですけど)
ただ新型コロナは「人・本・旅」のうち、「人」「旅」にはマイナスになってます。
留学生の多いAPUも厳しい状況かも。(出口さんのFBにはそれも窺えます)
まあ、この状況がどこまで継続するかはなんとも言えない状況ですが(日本よりも、海外の方が影響は深刻と思います)、ここから何を学んでいくのか。
そう言う意味で、「これから」に関する出口さんの見解が聞いてみたいなぁ…と言うのが読み終えての感想です。
…なんか出版社の罠にかかりそうな話ではあるけどw。