見出し画像

〈無料〉あなたも出来る飛行機からの脱出「着陸準備ってなんでやらなきゃいけないの?」

航空機の離着陸前に照明を暗くしたり、シートをもとの位置に戻したり
荷物を収納したり、窓の日よけをあけたりしないといけないのは何故?

こちら←からの続きです。


離着陸時に荷物を適切な場所に収納したり
テーブルや窓の日よけ、リクライニングと足置きを  
元の位置に戻したりと安全確認が
非常に細かいのはなぜなの?



まず飛行機に乗るのが好きなのであれば

「クリティカルイレブンミニッツ(魔の11分)」

という言葉を真っ先に覚えましょう。


離着陸時に安全確認が細かい理由は
「魔の11分」を知っていれば納得できるので。


魔の11分に備える

最初に
「クリティカルイレブンミニッツ(魔の11分)」
という言葉を覚えましょう。
と書いたのだけど


これは何か?

離陸3分着陸8分これを足して11分間
この11分が飛行機事故が起きやすい
危険な時間だという意味。

離着陸時は航空機の事故率が高いので
その際に機外へ脱出することを想定し
乗客が安全に素早く外へ避難できるよう
準備を整えさせないといけない。
従って90秒で脱出できるよう規定に沿って
安全確認が行われているのである。


では安全確認する項目とそれをするのは
何故なのかひとつづつ解説しよう。

なぜ荷物の収納を徹底するのか?

バッグ等は巡行中は無造作に置いておいていて
構わないのに離着陸時だけ上の棚や
前の座席の下に収納するように言われるのは
離着陸時に起こる確率が高い事故の際に
素早く機外へ脱出するのに荷物やバッグが
避難の妨げになるから。

キチンとしまわれてない荷物や物は
脱出の時に邪魔になるだけならまだしも
転んでけがをする原因にもなる
収納がきちんとされてないと衝撃で飛んでいき
誰かにぶつかってケガをさせる凶器になるかも。

ですから離着陸時は荷物は決められた場所に
きちんと収納しよう。


なぜテーブルとリクライニングを元の位置に戻すのか。

これも脱出を想定すると邪魔だから。

席から立ち上がり非常口までたどり着くのに
誰かが座席をリクライニングしてたり
テーブルが出てたら、それが邪魔になり
通路に出られず脱出が遅れるから。

フットレストなんかに躓いたら怪我をするので
離着陸時はアナウンスがあった時点で
ちゃんと元の位置に戻そう。


なぜ窓の日よけ(シェード)を開けろ言われるのか?

まぶしいからシェードをしめていたのに
離着陸時の安全確認で客室乗務員から
シェードをあけるように指示されることがある。

なぜシェードをあけて着陸する必要があるのか?

窓は脱出するときに外の状況がどうなってるか
判断する重要な情報源になるからなのだ。
窓の日よけ(シェード)が閉まっていたら
外の様子が見えない。外が見えないと
エンジンが燃えてるとか、翼が折れたとか
海に突っ込んでるとかわかりませんね、
だからシェードはあけて着陸するのである。

脱出しなきゃいけない状況になってから
日よけ(シェード)を悠長にあけている
暇なんかあるわけがないのだ。


瞬時の判断が生死をわける。
なので大事な情報を知ることが出来る
シェードを閉じてしまうことは
非常に怖いこと。

最新の機材は乗務員が自動でシェードの開閉を操作している。


夜間の離着陸時に機内の客室照明が暗くなる理由は?

暗視順応させるため。


事故で機内の電源が喪失したら
いきなり真っ暗になる。
脱出の際何も見えないと目が慣れるまで
乗客が動けないで逃げ遅れる
という状況を避けるために
事前に暗い状態にに目を慣らして
脱出に備えているのだ。

魔の11分を知ると離着陸時の安全確認が
あんなに厳しめな理由がちょっとは理解
できるようになり、
荷物の収納や、テーブルを仕舞う等
に快く協力できるようになるとおもう。

つづく    続きはこちら ↓↓↓

そのほかの記事をまとめたものはこちら↓↓↓




ーーーーー

旅行で使える荷物のパッキングの技

旅慣れは荷物が少ないって洗脳されてる人多いですけど
あれ誤解なので惑わされないでねって話を書いてます。

荷物を少なくしないといけないのって
経済的理由であって旅慣れとは全然関係ないのです。

賢い皆さんは知識は正しくアップデートしましょう。


リアル旅慣れのセキュリティチェックの心構えとか

機内にも、ファーストクラスラウンジにも泥棒がいるよって話とか

ホテルが停電になった時に助かった物とか


この記事が参加している募集

いつもサポートありがとうございます。いただいたサポートは執筆に必要な取材費用として使用致します。