うちからのお願い、とりまEDMきいてランニングしてみよ
先日、といっても5月なんですが、長尾さんと西原さんとオンラインお食事会をしました。
そのときの写真、わたしと長尾さん盛れてる。
わたしは長尾さんとリアルでお会いしたことないのですが、カメラがわたしのおっぱいで埋まっているところでZoomが開始されてしまったので、長尾さんとわたしのオンライン初顔合わせはおっぱいというなかなか楽しいZoomお食事会でした。
それはさておき、会話がずんどこ進んでいくにつれて海外のマラソンの話になり(わたしの場合そうなりがち)そこで海外のマラソンレースだと大抵EDMがずんどこ流れている話をしました。
すると、ここで長尾さん
「EDMってなに?」
…もう衝撃の展開のギャル、3秒くらいフリーズ、西原さんが「Aviciiとかくらいなら俺もしってるよ!」と援護射撃をするも届かず。震える手。とりあえずわたしの激推しDJを紹介して、長尾さんから切腹ピストルズをご紹介になり(これも良きインストバンドでした)お食事会はおひらきに。とりあえずその日はDon DiabloのTomorrowlandセットをきいて寝ました。
そこからしばらくたっているのですが、今回はそこからずーっと考えていたことを書きつらねていこうかとおもいます。
●そもそもEDMってなんぞって人はまずここから読んでね。
EDMについてキングオブわかりやすい説明をしてくれている記事がありんしたので、紹介します。
まとめちゃうと、踊るのにテンポいい曲ってことです。
たぶんAviciiとか最近だとJonas blueとか街歩いてても流れてるから、きいたことある人もおおいかとおもいます。
●日本と海外でのEDMへの接しかたの違い
日本においてEDMが〜とかクラブのDJが〜とかって話をするのってほぼ20代のクラブ行ってる系パリピってイメージがあります。てかわたしもクラブからEDM知った側なんで、やっぱりクラブって感じしますね。最近はAviciiとかCMでも曲がつかわれたり、ZEDDとかSteve AokiとかULTRA JAPANでメインステージでプレイするDJの持ち曲あたりはメジャーになってるイメージもあるのですが。
でもリアルなところ、わたしの会社のおじさんとかほとんど知らないです。わたしと仲良しおじさんのほとんどはサザンやミスチル聴いてるし、EDM流すと耳になじまないのかラジオのチャンネル変えられたりします。あくまで若い人、特にクラブでうえーい(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎してるパリピが好きな音楽としての位置づけになっているのかなあ。
さて、海を渡って外。海外はそのあたりがだいぶ違う気がします。たぶんEDMだけでなくミュージックとかダンスに対してどの年代も貪欲。EDMもめちゃくちゃ市民権を得ています。たとえばベルギーで開催しているTomorrowland、チケットが秒で完売する2週間開催される世界最大のEDMフェスにはなんとベルギー国王夫妻がフェスにご来場しています。
日本でたとえるなら、ULTRA JAPANに天皇陛下来場みたいな感じです、SNSが賑わいそうですね。道ばたでもDJプレイするスタイルのバスキングもあったりします。これはワイキキでプレイしてるおにーちゃん。イケてる。
程度を言葉であらわすのは難しいけど、かなり市民権を得てる感触です。知らないEDM系の曲が流れていてもぜんぜん気にしない、むしろ即興で踊るみたいなことがよく起こります。老若男女問わず。
ここで日本におけるレアケースの話をするのですが、海外での生活が長い人は年齢に関係なくEDMとかダンスミュージックに親しみがある傾向なのかとおもっていて。わたしの仲良しの港区おじさん、大学がアメリカでいまも世界中飛びまわってるんですけど、EDM大好きでドライブのときも耳痛くなるくらいにゴリゴリにかけていました。大学の仲良しのひさこちゃんはとんでもなく優等生でイギリスの大学に通うほどの国際派、でもZEDDのライブに一緒に行ったりします。サマソニではCalvin Harrisがプレイしてるとき、うちらだけまわり引くくらい踊ってました。
●なんで日本のマラソンイベントにEDMがなかなか浸透しないのかしら問題
さてはて、ここからはマラソンをまじえたトークを。
海外で市民権を得ているEDMはマラソンでもごりごり幅をきかせています。こちらご覧ください。
2019年に出場したニース・カンヌマラソンのスタート地点です。台風並みのごりごり豪雨だったのですが、ミュージックにあわせて揺れたりしてるランナーがおおいこと。そもそもスタート時刻から40分以上なんのアナウンスもなしに待機させられてこのテンション。パリピの血がすごい。
国内のマラソンレースに出場したことがほぼ皆無なわたしですが、東京の目玉イベントになりつつある東京マラソンのボランティアに参加したときでさえ、そいえばEDM、そもそも爆音ミュージックきいてないぞと記憶をひっぱりだしました。こちらの動画、よこのアメリカ人だけがはしゃいでました。静寂かよ。
これですね、世界的にながめるとめちゃくちゃイレギュラーなんですね。アフリカとかのマラソンはほぼ100パーセントの確率でエイドステーションの物資とか不足するんですけど、彼らミュージックをかけるコンポだけはしっかり設営してます。スタートとゴールは特に本気。それが良いか悪いかは謎みだけど、とりあえず音楽ってめちゃくちゃ重要な要素だったりします。そして流れるミュージックってほぼの確率でEDMとかいまにも踊りだしちゃいなよYOUみたいな音楽です。
まじで同じ42km走るっていう大会でここまで”ちがい”がでるのっておもしろいです。じゃあこの”ちがい”はどこからうまれてくるのかなあってところを考えることにしました。ここからはキングオブ主観なんで、まあひとつの意見としてみてもらえたらと思います。そしてこれがわたしが日本でぜんぜん走らない理由だったりもします。
・たぶんスポーツとかレースに対する姿勢?がびっくりするくらい真面目で、楽しみかたの選択肢がめちゃくちゃ少ないのでは問題
日本にいない間もうすーくは感じていたんですけど、今回のコロナウイルスによる自粛でひしひし感じました。
スポーツに関わってる人、特に陸上競技、みんな真面目。超絶コメント真面目、やる企画真面目。ほぼ真面目。いや、たぶんスポーツを競技としてずーっと続けてるとか、ランニングを習慣づけてる人って、そもそも真面目な人が多いのではないかって感じですよね。わたしがマラソン出場したのノリとかいうと若干引かれることあるし。ランニングブログとかTwitterのプロフィールとかみると、「サブ4への道」「次回の〇〇マラソンで3時間台を目指してます!」とかでいっぱい、みんな何かしらの、ほとんどがタイムなのですが、目標を胸に日々のトレーニングをこれまたハードに遂行しています。
だからスポーツやレースに向きあう姿勢も自然と真面目になり。遊びとか娯楽でなくもっと崇高な何かに変化させちゃう。なんかいい日本語が浮かばなかったです。ぜんぜん悪いことではないし、その姿勢は人生においてめちゃくちゃ大切だともおもうんですが。
なんていうか、もっと敷居低くても、ゆるく楽しんでもよくない?っておもったりするんです。
すでにスポーツやってる人とか業界にいる人からみたらぜんぜんそんなことないって思うかもだけど、外野からみたらめちゃ敷居高い感じする。スタートラインのときの抜かしあいとか諍いみてると、ガチすぎて参加する気失せます。
あとフルマラソンやってるとよくみかける「自分のペースなんて遅いっす」「まだまだっす」「情けないタイムですみません」とか、楽しんで走ればよくない?誰にむかって謝ってる?とかってなってます。あと2、3時間台で走っているとハイタッチとか無理、みたいな話もきくのですが、そんな方にこの動画みてほしい。これはわたしの友だちのScooby。彼はバイオフリーってアメリカのメーカーがスポンサーについていてフルマラソンを2時間台で走るランナーです。そんな彼が去年の4月にボストンマラソンでベストタイムを更新したときの動画がこちら。ごりごりハイタッチしてますね。
あとはヨーロッパ在住のナイスなおにーさんからもお話をしたときに印象にのこっているのがこちら。
「サブ2.5の人でも途中で小さい子がハイタッチ求めてきたら遠回りしてでも絶対駆け寄ってセルフィーしてるし笑」
「人生の楽しみ方というか優先順位の付け方知ってるからじゃないかなあ」
なにごとも全てをピリピリに張り詰めて参加しなくてよいのだとおもうんです。そもそもわたしたちはタイムを求められているプロアスリートじゃありません。
海外のレースに34つ参加してわかったのは、マラソンってゆるーく楽しんで、歩いてもいいってこと。途中で座ったりしてもいいし、叫んだり謎に踊りだしてもいいんです。1kmが5分で走れなくても周りとくらべる必要もないし、自分より足が速い人を尊敬はしても自分を卑下したりしないでいい。わたしはわたしで楽しんで頑張ったし、走ってる途中のDJもいけてたし、とりあえずきょうの夜はおいしいもの食べよ〜(*´◒`*)くらいでもいいとおもうんです。
タイムだけに固執しない楽しみかたのひとつとして、EDMをごりごりかけながら踊ってるように走るってのをわたしは推奨したいのです。EDMも走るのも踊るのも好きだからね!
●でも逆にいえば、マラソン×EDMって超絶ブルーオーシャンってやつ説
だって少なくとも世界に代表できるレースである東京マラソンのスタート地点でさえ、あんなにびっくりするくらいおとなしいんですよ。ここでめっちゃいけてるレースとかぶちかましたら、ちょっとは注目あびるとおもうんですよね😇
たぶんみた感じスポーツ×EDMって分野自体が日本では未発達領域なのかなっておもったりもしてます。そんな中でアマチュアのプレーヤー数やそもそもの大会数が多いマラソンって競技で、”速い”だけじゃないスポーツの楽しみかたってのを体現できる大会ができたら、すげーかっこいいしもはや”意識高い系おじさんの孤高のスポーツ”みたいなレッテルだってなくなるんじゃないかなっておもったり。走るのだってテンポがあるんだから、そこにビックルームサウンドとりいれてもよくないですか?DJ呼んで走ってもよくないですか?
わたしは超絶というほどではないけど、まだ若造の部類にはいる26さいです。そしてスポーツイベントって決裁権があるのって若くても40代とかから、そして50代とかがメインの年齢層のイメージなんですけど、もうそろ”YMCA”だけから抜けだしてみるのはいかがでしょうか。わたしもYMCAはすきなんだけど、さすがにそればっかりだと飽きるしなんとなく古くさい。ださいなーって雰囲気のイベントって若ければ若いほど嗅覚がよくなって、参加の足がとおのいちゃうとおもうんですよね。ここはひとつEDMとかぶちかましていくのどうですかね。
決裁権のある人にこのnoteが届いてくれ。
これが流行ったら、マラソンとかのレースの参加年齢層ってもっと変わってくると予想していて、それがいいことか悪いことかはわからないんですけど、マラソンの在り方とか長距離レースや大会のスタイルに絶対に風穴をあけるひとつの要素にはなると思うんですよね。
●最後にわたしがキングオブおすすめのEDM特集
とりあえずわたしがランニングのときにゴリゴリかけているやつのYouTubeをはります。
・まずはMartin Garrixが#StayHome 週間にあげていたライブ動画から。
【MARTIN GARRIX LIVE @ MY ROOFTOP IN AMSTERDAM】
私的には21:22のDrownからの22:52からのHigh On Lifeへの流れがとんでもなく好きだし、どっちも歌詞がよすぎる。
Martin Garrixは最近めちゃくちゃ人気でDJランキングみたいなののトップに常駐してる感じなんですけど、人気あるのが理解できます。
・つぎはこちら。わたしがいちばんラブなDJのDon Diabloから2曲
【Don Diablo - Save A Little Love (Official Music Video)】
【Don Diablo ft. KiFi - The Same Way | Official Music Video】
今となってはもう超絶人気DJの一角を担うようになったDon Diablo、#FutureHouse のイメージがめちゃくちゃ強いんですが、なかでもわたしがおすすめするのはこの2曲。特に1曲めにでてくる歌詞で”Wok all week, And chase money, Can’t you see? Real love is free” (毎週必死に働いて、お金を追っているわけだけど、わからないのか?本当の愛にお金なんていらないんだよ)のがあって、まじで沁みました。
・Charlotte de WitteはめちゃくちゃいけてるねーちゃんDJで歌詞なしのインストで勝負してる感がすごく好きです。
【Charlotte de Witte 'New Form' II: Return To Nowhere】
日本人の傾向的に歌詞のあるなきのメロディーが好きって人多いらしいんで、これは刺さる人少ないかもだけどダンスとか好きなタイプなら結構いけてるとおもいます。
あげるときりないことに気づいたんで、次で最後にします。もっと知りたい人は個別で連絡ください。ごりごり教えるしなんならスパソニとか一緒に行きましょう。
・これはついこの前リリースされたR3HABとHRVYのコラボ曲。
【R3HAB, HRVY - Be Okay (Dance Video)】
テンポがいけてるしメロディーラインが夏っぽくてちょうどいまの時期から走るのにピッタリ💕あとサビの部分が明確に盛り上がるのも日本人にとって聴きやすくてヘビロテ必須です。
最後に
よく音楽と芸術とスポーツには国境がないって言いますよね。そのうちの二つがうまい具合に結びつきあったら、なんだかとんでもない化学反応みたいなことが起こるんではないかなあって思ったりしています。
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