遠足日和に熱がでる-すずころ日和 悲-
こんにちは、皐月です。
3月は別れの季節。
こども園や学校では「お別れ遠足」なるものが行われる時期。
昨今は授業時間の確保のためか、遠足が年1回の我が子が通う小学校。
3月のこの日を、もう2月から楽しみにしていた下の子。
2月
「遠足はどこにいくのかな?!」
↓
場所決定
「歩いて行くのかな?!お弁当は何いれてもらおうかな♪」
↓
お知らせ配布
「この公園はどこにあるの?誰とお弁当たべようかな♪」
↓
数日前
「おやつは食べられる量だって!500円分買ってもいい?!(高いよ!)」
↓
前日
「新しいシートもっていこう!あ。お弁当のお箸はどれにしよう♪」
などなど。
イベントの力ってすごい。
大人の旅行前かな?!
というくらいの勢いで「遠足」という、このお弁当とすきなお菓子を持って公園に行くたいへんシンプルなこイベントをものすごく楽しみにしているのだ。
お弁当やお菓子という普段学校に持って行かないものを、学校のお友達とみんなで食べるワクワク感。
家族とのお出かけも、わすれがちだけど基本はコレなんだろうな。
「お弁当もって外でみんなで食べる」幸せ。
つい「どこに行って、何食べる?」を考えることがスタンダートなお出かけとなっている。
今度は家族で遠足、してみようかな。
歩いて行くっていいかも。
車移動が基本の田舎。電車やバスも楽しいかもね。
そんな年に一回の唯一の遠足の日。
週初めの雨も止んだ、見事な晴天。遠足日和!!
滅多に休まない下の子、発熱。
(T_T)
すずの散歩をしながら思う。
せめて明日だったら…。どうして今日なのか。
自分の過去を振り返っても意外と遠足のことは覚えていない。
「熱でいけない」という体験が私にないのだ。
だからこそ。
この「熱でいけなかった遠足」は、彼女の心に思い出として刻まれるのではないだろうか。
遠足の思い出、というかは半々だけれど。
熱で行けないね。。
と体温計を見ながら話した時、子どもは「うん」と言って泣かなかった。
強気だけど、泣き虫な彼女。
その子が「行きたかった〜泣」
と泣かずにポテっとソファに座っている。
自分でわかるくらい身体がしんどいのだろう。
少し寝たあとはYouTubeをみて過ごす午前。
「一緒にお弁当を食べようね」
そう声をかけた。
「うん」
といってこちらは見ないけれど体をぺたりとひっつけた、下の子。
お昼過ぎ。
お弁当、食べれる?と聞くと、いそいそと台所にいってお弁当を食卓に置いてくれた。
お弁当は私の分も用意した。
「ちょっと待ってね。新しいシートだから、お家で敷いて外をみてたべようか」
「うん!」
元気に返事をしてシートを広げてくれた。
親子で食べるお弁当。
照り返しが眩しいくらいの、良い天気。
「おいしいね」
そう言って子どもは笑ってくれた。
時計をみて、そして遠足のしおりをみて。
「みんなは食べて帰る準備をしているころだ」
といった彼女。
「あした、公園でしたドッジボール大会の結果聞いてみよう」とも。
お弁当は食べられるだけでいいよ。
そう声をかけると、うなずいて3分の1位は残した。
よく食べたね。
小さく、またうなずく彼女。
しんどい体が、今日遠足に行くのは無理だったんだよ。と彼女自身に教えてくれている。
それを本人も感じているのだろう。
遠足の日に熱をだす。
きっと、これも思い出になる。
でもできれば、来年以降は日をずらしてくださいね神様仏様。
一回で十分です、これ。
どうぞよろしくお願いします。
あの、ほんともう十分なので。
念押しで、来年以降は勘弁してください。
あ、上の子が遠足いけたことはありがとうございます。
週5、平日に交互で子どもと過ごした今週。
はてさて来週はこれいかに。
ではでは、また。
皐月
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