産休に入り仕事の悩みで夜も寝れない日がなくなったのに、それでも早く職場復帰したいと思う

2月から産休に入っている妊婦です。
仕事が、というか職場という環境や、仕事をしている自分が好きだったので産休に入る前はおセンチメンタルになりましたが、お休みに入り1ヶ月くらい経った頃に
「あ〜、心身ともに健康だなぁ。」と実感することが増えました。
身体の方は波はあるものの、妊娠初期や中期の不調から抜け出し快適に過ごしていたし、何よりも仕事の悩みがないという状況ってこんなに心を軽くするんだなと実感しました。
元々心配性で慎重な性格なので、仕事している時はちょっとしたことが気になり、夜も仕事を思い出して寝づらいということが頻繁にありました。
営業で顧客対応がメインなので「あ〜、あのお客さんに不快な思いさせちゃったかな」とか、「ちょっと怒ってたけどクレームに発展しないかな〜」とか、職場の人の顔色を見て「あれは絶対怒ってたよな〜」とか。ほとんど(というか全部?)杞憂に終わることが多いのですが、本当に心配することが趣味ですか?というくらい毎日色んなことに悩んでました。

思えば心配性は小学生くらいから発揮していました。特に友人関係には敏感で、本当に様々なことに悩んでいて、特に高校生の頃を思い出すと今でも心がチクッと痛みます。
それが今産休に入り、幼稚園入学前ぶりに、社会的なコミュニティに属さない時間を過ごすことで「あ〜、めっちゃ心が健康だ。」と実感してます。
夫にも「産休に入る前は気づかなかったけど、やっぱり仕事で色々悩みを抱えてたんやな。」と言われ、夫の目から見ても産休中の私は心穏やかに過ごしているようです。

『それでも職場復帰したいと心から思う』

そんな心穏やかに過ごせる素敵な時間をげっとしているにも関わらず、不思議なことに私はすごく、とても、早く職場復帰したいと思っています。
妊婦で夜寝付きが悪いことが多く、寝る前の妄想が習慣になっている私ですが、内容はもっぱら「職場復帰した私」。
ここで重要なのが、妄想の中の私は実物より1.5倍可愛くなっています。スーツの着こなしもお洒落で、髪型もいい感じのアレンジで(実際はヘアアレンジがとっても苦手)、メイクも艶っぽくきまっています。
朝はスチーマーにあたりながら日経新聞を読み、美味しい朝ごはんを食べ、可愛い夫と娘に見送られながら出社し、会社では人望が厚く、お客様からも頼られ、目標はしっかり達成し、それにして定時にはきっちり帰り、帰り道にスタバを飲むのが一日の楽しみで、余裕をもって娘を保育園に迎えに行く。そして…という感じで前向きな妄想が続きます。
もちろんこんな思い通りの仕事復帰を果たすことは難しいと思います。でも、こんな風に前向きな妄想を楽しくできるくらい、私は仕事や職場に対して前向きなんだなと実感して不思議になります。
職場というコミュニティから離れて、心身ともに健康で穏やかな時間を今まさに過ごしているのに、それを手放してでも職場に早く復帰したい。たまに夜も寝れない日を過ごすことになったとしても、仕事から刺激をもらって、職場の人やお客様と関わって色々感じて、その感じたことで自分を創っていって、もちろんお金も一生懸命稼いで、時にはもがいて苦しんで、そんな姿を夫や娘に見てもらいたい、と思ってます。
夫に「こんな風に思うって不思議だよね。」と話すと「○○(私)はそうだと思うよ。不思議じゃない。」と言われました。
私は働く自分をどんな風に娘の目に映すことができるだろう。仕事で忙しくて辛い思いをさせることがあるかもしれない。でも、お母さんも頑張ってるから娘も頑張れ!と私は言えるだろうか。母になったら何か変わるんだろうか。これからどんな感情を抱き、考え、行動していくんだろう。未知の世界。とても楽しみ。

END

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?