無職、実家を片付ける

退職宣言から数日、求人サイトと睨めっこしてかなり病んでいました。
アラサー、資格もスキルもないくせに私は何をやらかしてしまったんだと。
とにかく求めた形でなくても再就職しなければと焦って眠れぬ夜が何日か続きました。

冷静になれば、特に大きな買い物もしないので間隔をあけずに再就職しなければ生活が破綻してしまうような状況でもありません。
だったら1ヶ月くらい(チキン)、徹底的にのんびりしてみようじゃないかと腹を決めました。

そこでまず始めようと思ったのは去年の今頃飛び出した実家の掃除です。
正直言って私は親とあまりうまく行ってないので、ふと「あ、実家出よ」と思ってから2ヶ月で必要なものだけを車に積んで引っ越しました。(これについてもいつか書きたいですね。)

ゴミ屋敷とまではいきませんが、すごく親しい身内以外を招き入れることははばかられる程度の汚さで、無職で暇なら朝から晩まで掃除したれ!と思い母に提案しました。

まずはもので溢れて機能していない台所に取り掛かりました。目に見えて使っていないものばかりだったので、捨てるモードに入るには良いスタートだったと思います。
「私が掃除を開始する時間までに捨ててほしくないものだけをテーブルに避けておいてね」とお願いして、それ以外のものはすべてゴミ袋にぶちこみました。

今の台所は、おそらくあの家に引っ越してきた当時よりもものがないですね。
意味もなくパンパンだった棚や引き出しはほぼカラになり、本来入れておくべきものを入れられるようになりました。
たまりにたまったほこりや油汚れも素人の手で落とせる限り落とし、本当に見違えるほどきれいになったと思います。
家自体が古いのでネットに公開できるような感じではないので記憶の中だけのビフォーアフターですが、自分でもよくやったなと思います。

仕事終わりの母も毎日参加してくれて、私が勝手に始めたことなのに感謝しかありません。
台所が一段落したとき、母が「今まで見て見ぬ振りしてたけど、片付くと身体が軽くなるね」と嬉しそうにしていて、本当に片付け始めてよかったとじみじみ感じました。

本来はきれい好きでマメな母が、自分だけでは手に負えなくなってしまった環境に毒されていたんだなと思うと心が痛みますが
これからの人生、リセットとまではいきませんが多少生活しやすくなった家でのびのびと暮らしてくれたら嬉しいなぁ。

ちなみに全く話題に上らない父は健在なのでご心配なく。
鈍い人なので「知らないうちに家が片付いた」くらいにしか思ってないようです。

まだまだ始まったばかりの実家掃除ですが、これが終わる頃には私の頭の中もスッキリしてくれるといいなぁなんて。
そんな都合のいいことないかw

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