見出し画像

動物としての感覚を研ぎ澄ますには


去年の年末に記事にさせていただいた、ある動画があります。

1940年代の東京を撮影したとされる?フィルムに着色したものだそうです。

街を歩く人たちの背筋がピンと伸びていたり、目に力があるなと感じています。

現代の人たちと比べるとかなり違いがあるような気もしています。

この当時を生きている方々と現代を生きる私たちと何が違うのだろうと漠然と考えていました。

そんな中、年末年始に突入し、たくさん食べてたくさん飲む機会に恵まれていきました。

沖縄から帰省していた長男家族。
長男と義理の姉は以前よりも食べる量が減っていました。
二人と話しているとファスティングをして体重が減ったとのこと。
義理の姉に至ってはファスティングで結果を出してインストラクターにスカウトされたそうです。

ファスティングを経て、健康診断の数値が格段によくなったこと、疲れが取れやすくなったこと、思考が以前よりもシャープになったこと、生きるのが楽になったことなどが話にあがりました。

完全な断食ではなくて、固形物を摂らないで酵素ドリンクを飲んだり、一日2Lの水を飲んだり自分が想像しているような辛い断食とは少し違うものでした。
3日間食べるものに気をつけて準備をして、3日かけてファスティングを実施、3日かけて回復食(おかゆや味噌汁など)を食べるという日程になっています。

実際に二人は体型も顔もガラリと変わっていたので少し興味が湧きました。

義理の姉曰く、
○現代人はいわゆる食べ過ぎで、消化に回すエネルギーがかなり多くなってしまっている。

○体を回復させる方向にまでエネルギーを使えないからどんどん疲れが溜まりやすい体になってしまっている。

とのことでした。

脱線してしまったのですが、動画を見て感じた人々のいい意味での目のギラつきや凛々しい姿は何がもたらしているのだろうと考えてみたところ、これかな?と思うことが・・・。

食べ物があまりなかった当時と飽食の時代と言われる現代。

当時はファスティングをしなくても、消化に費やすエネルギーが今よりもっと少なかったのでは?

現代人よりも当時の方々の方がお腹が空いている時間が多かったのでは?

こんなことを考えました。(もちろん人によりますが・・・)

元来、野生動物は満腹の状態であることは少なくて、多くの時間をお腹を空かせた状態で過ごしています。

実際に、私たちの体の中に血糖値を上げるホルモンは複数あるのに対して、血糖値を下げるホルモンは1つしかありません。

お腹が空いている時の嗅覚とお腹がいっぱいの時の嗅覚は大きく変化することが研究でわかっています。
NHKで放送されている「チコちゃんに叱られる」でもカレーを食べた後の人は、目隠しした状態で目の前にカレーを置かれてもカレーの匂いが判別できませんでした。

嗅覚だけでなく、ある程度お腹が空いていることはいろんな感覚を鋭く保つのに大切なことなのではないでしょうか。

野生動物の感覚が研ぎ澄まされているように。

興味を持っている自己家畜化との関連もありそうだなと感じます。

2018年ごろから、疲れがとれないというか頭がスッキリしないというかそんな感覚があって、疲れやすくなってきている気がしています。
ドカ食いしているつもりはないのですが、もしかしたら自分の食習慣が原因なのかもしれません。というか恐らくそうなのだと思います。

そこで自分もファスティングをして、もろもろの仮説が正しいのか実証してみることにしました。

自分の体にどんな変化が起こるのか。

今回は

1/15〜1/17  準備期間(添加物、加工食品、肉、白米、うどん、白いパン、お菓子、砂糖などはNG)
1/18〜1/20  ファスティング期間(酵素ドリンクと水2Lを飲みながら)
1/21〜1/23  回復期(おかゆ、味噌汁、野菜、豆腐、卵など)

こんな日程で大人の自由研究としてやってみたいと思います。
(義理の姉がついてくれているのでとても頼もしいです。感謝)

題して、2023年新春実験企画
「動物としての感覚を研ぎ澄ますには・・・」

ご期待ください!!

またご報告させていただきます!






サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。