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【子育て】で大切にしたいこと。       親の甘茶が毒となる②

前回、可愛い子には旅をさせよ」はわかるけど・・・
でもいきなり旅に出すのは心配。

「子どもの成長を願っているし、成長してほしい。そのためにはいろんなことをしてあげたい。でも何をすれば良いのかわからない。」


①「可愛い子には旅をさせよ」は理解できる。
②でも今すぐ旅に出させるのは心配すぎる
③○○○○をする
④可愛い子を旅に出す

③で親が何をするべきか。

皆さんなら、我が子の成長のために何をしますか?

前回のお話はこのようなものでした。


①「可愛い子には旅をさせよ」は理解できる。
②でも今すぐ旅に出させるのは心配すぎる。
③子どもに○○○○をさせる。
④準備をしてから可愛い子を旅に出す。

③として何をすればいいか。子育てをしたことのない子育てど素人ですが、自分が思うところをお話させていただければと思います。

結論から言うと

「可愛い子」を旅に出した時に本人が困らないように
親のサポートがあるうちにできる限り多くの経験をさせてあげる


これが子どものためになると考えています。
よくよく考えればそりゃそうでしょ!と言う声も聞こえてきそうですが
大切なことなので・・・。

子どもが大人の手を借りずに1人でできることを増やせば、
子どもは「経験を雪だるま式に増やしていける」

子どもの成長段階や特性に合わせて必要なものを身につけていくということが大前提ですが、子どものできることを増やしていくことが本人の成長につながります。

「自分でやり遂げた経験」や「やり遂げた自信」の積み重ねによって本人が自分に自信をもてるようにもなります。

これらの「経験」や「自信」があることで、失敗したり、困難に直面した時でも諦めることなく前向きに進んでいくことができます。

絶対に失敗はしますし、親がやってあげるよりも子どもに任せる方が遥かに時間が掛かります。

でもチャレンジできる環境を作ってあげることで子どもの経験とできることは増えていきます。

忙しい方ほど、自分が手を出さなくても進むようにしていくことが有効になるかなと考えます。
仕事を振るのが苦手な人ほど「自分でやった方が早いから」という理由で仕事を他の人に引き継がなかったり、任せなかったりしますよね。そうして自分の仕事の総量を減らせません。
自分のことを自分でできなくて困るのは子ども本人です。本人の課題としてどんどん挑戦させていくことをお勧めします。

今までなんでも親がやってあげていたのに、ある日突然「すべて自分でやってみなさい」と突き放されると子どもは戸惑いますよね。

前の記事でも書かせていただきましたが、経験もない、技術も身についていないのにいきなり本番に投げ込まれるのは大人にとっても恐怖ですよね。少しずつ少しずつ慣らしてあげてください。

小さい頃から何でも一緒にやってみて、一緒に経験を積んでいくイメージが良いかと思います。

個人差がありますが、1歳半ごろから3歳ごろにかけて少しずつ自律性が育まれ、今まで親や周囲にしてもらっていた着替えや食事などをどんどん自分でできるようになり、自律性が養われると言われています。
この時期に時間が掛かってしまうことを理由にして、親が先回りしてなんでもやってしまうと子どもの自律性が育つチャンスを十分に生かすことができません。

子どもにチャレンジさせると最初はとにかく時間がかかると思いますし、何回も失敗することが予想されます。でも子どもが自分で身の回りのことをできるようになると保護者の方も時間的な余裕ができますし、何より子どもが経験を積むことができます

自分の身の回りのことが自分でできるようになると、次に他の人を手伝うという他者貢献の機会が生じてきて、「保護者が過保護にすべてを世話している子」には味わえない経験をすることができます。他者貢献の喜びを感じられた子どもはまた他のチャレンジに飛び込んでいける・・・このような形で経験が芋づる式に得られていければ最高ですよね。

例)
→自分で靴を履けるようになった
→自分で靴が履けない子を励ましてあげる、手伝ってあげる
→感謝される
→人の役に立つ喜びを知る
→積極的にまた次の行動に臨む

「子どもには難しいか」と大人が決めつけることなく食事、着替え、靴を履くなど、子ども自身ができることを保護者のサポートがあるうちに増やしていく。

これが将来、可愛い子には旅をさせるときに重要になってくると考えます。

子どもに色々な経験をさせるために、小さい頃から習い事をたくさんさせている保護者の方が時々いらっしゃいます。
個人的な考えですが、全く休みがなくなるくらい習い事をパンパンに入れる必要はないと考えます。
むしろ習い事よりも、まずはどの家庭でもできる「親がやっていることの習得」(もちろんできないこともあります)から始めていくことが大切だと考えます。




次回は発達の段階が少し上がった時の話をしたいと思います。



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