9.医師とコミュニケーションを図るための四つのステップ
■いきなり「要望書を渡す」のはハードルが高い人に
「のぶさん。この前コピーをもらった医師への要望書を実家の母に見せたんだけど、こんなに詳しい内容は書けないって、苦笑いされちゃって……」
のぶさんと常連客から呼ばれているカフェのマスター。彼が丁寧に淹れてくれたブレンドコーヒーをすすりながら、先週末の母との会話の結果を打ち明けた。
のぶさんが自分で書いて主治医に渡したという「要望書」は、自分の人生観を医師に提示するという斬新な考え方に基づいている。しかし、それを文字にして表すということは、「普通の」一人の患者である母にとっては、かなりハードルが高いようだった。
「そりゃ、息子が、急に人生観うんぬんと言い出したら、お母さまも驚かれたでしょう?」
のぶさんは笑いながらそう言う。しかし、母がそれなりに高齢になってきたいま、私は真剣に焦っている。
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読売新聞ヨミドクターでは読みやすさが定評。その連載内容を含め、今日からできるアイデアが満載。もしかしたら、あなたの人生が、生き方が変わるかもしれません。
のぶさんのペイシェントカフェ
500円
和モダンカフェ。マスターとの会話。マスターは患者の立場から今の医療をうまく活用しているノウハウを、コーヒーとともにあなたに教えてくれる。「…
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