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5.名刺に自分のキャッチコピー 自分の生き方を医師や薬剤師に伝える


■「人が変わっていくきっかけを、つくりたいんですよ」
 夏の暑さが厳しい日。汗をぬぐいながら、いつものカフェのカウンター席に座り、アイスコーヒーを頼んだ。障害と病気を持ったマスターが、手際よくコーヒーをれていく。
 カウンターから聞いてみた。
「マスターは、何をしているときがいちばん楽しいんですか?」
 この前、マスターに楽しそうだと言い当てられたこともあり、逆に質問してみた。
手を動かしたまま、答えてくれる。
 「私を介して、誰かに新しい発見や、その人の生活に変化があったときですかねえ」
 透明の氷が入ったグラスに、ドリップした熱いコーヒーが流し込まれた。急冷させてアイスコーヒーを作ってくれるらしい。
 「人が変わっていくきっかけを、つくりたいんですよ。人と人をつなぎ、よりよい生活環境を実現させる……という感じですよね」

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1,407字
読売新聞ヨミドクターでは読みやすさが定評。その連載内容を含め、今日からできるアイデアが満載。もしかしたら、あなたの人生が、生き方が変わるかもしれません。

和モダンカフェ。マスターとの会話。マスターは患者の立場から今の医療をうまく活用しているノウハウを、コーヒーとともにあなたに教えてくれる。「…

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