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マイルーツの手がかり? Be informed, Could I give your name?

「名前の由来」noteのお題でもあります。日刊かきあつめのテーマも今回こちらとさせて頂きます。  #名前の由来  

◆鈴きの名前の由来◆

手前味噌でお恥ずかしいが、自分の名前の由来を書こうと思う。

「彩子(あやこ)」は本名である。このエピソードは私の持ちネタ?の一つでもあるので何回も話している・・飽きている方は申し訳ないです。

名付け親は新聞記者であった故人の実父である。零戦偵察機「彩雲(さいうん)」から付けられているらしい。(アメリカ軍からはコードネーム「MYRT(マート)」と呼ばれていた。)零戦から名付けるなんてさ。娘の名前なのに何とも勇ましい話である。富国強兵時代を生きた世代次世代なので致し方ないか?しかし爆撃機だったら殺人兵器?えっ?鈴きの殺人機(鬼)?それはブーイングなのでは?幼少時代、突然心配になって涙を流しながら真顔で父に問い正してみたところ「いやいや。偵察機としてしか使われなかったんだよ。フォルムが美しくマニア層にウケがいい。人気があるんだよ」という返答。無事子供は泣き止んだのだとか。まさに乗り物マニアの父ならではのネーミング。

因みに私の他にもこのような富国強兵ネーム?を付けられた同世代の親戚は多い。強そうな印象の名前は当時の流行りだったのだろう・・。

→ちょっともの悲しいお話でもあるジブリ作品「風立ちぬ」。富国強兵時代を生きた飛行機設計者のロマンを描いた映画である。

偵察機「彩雲」は飛行速度が速かった為、偵察機に選抜されたらしい。シンブン屋の父らしい発想だ。感慨深い。なぜかと言うと遅いと他紙に抜かれちゃうもんね。スピーディである事は重要な要素である。新聞記者は取材を主とする職業だが、その行為自体「偵察する」に近いのかもしれない。

ま。そんなこんなで実際、私鈴きの自身もスピード感覚と向き合いながら波乱万丈、結構はっちゃけた人生を送る事になったわけであります。鈴きのには、ひとりずっと早口で喋り続ける妙な癖がありまして・・二枚舌・・更にはトリプルタン(三枚舌って言う英語訳?あったっけ?そんな呼び方!造語かいっ?) とも呼ばれている・・芸人志望でも無かったんすけど・・つくづく・・初デートでしくじるタイプですなあ。。

もう私のオヤジからのダイイングメッセージだったとしか言いようがないっす。物書き屋(職業としてモノを書く人たち)は表面上で聞いた話の裏に違う意味が潜んでいる場合も結構多い。早めに故人となってしまった父との会話を反芻するとそれなりに別の発見も出てくる。大人になってから理解が深まる場合もある。

私鈴きのは、名前のせいか?育ちのせいか?人に合わせるのは割と苦手である。その性格が災いして?他人よりも先陣で派遣されるパターンがどうも多い気がする。「ちょっと様子見てきてー!」と。。まさに私って偵察屋か? 鈴きのが着任、そして撤退して(いや追い出されて?)から、本丸ゾーンの方たちが派遣されるのがセオリーのような?んんっ?もしかして??たまに損な気持ちにもなるがまあいっかあ。気のせいくらいにしておこう。

「アヤ」という名前は日本にわんさか溢れている。クラスに一人は絶対存在する。近くに名前カブる人いまくり・・!日本語のルーツはそもそも平仮名である。漢字(日本での訓読み)は中国から伝来した。日本人にとっては、訓読みよりも仮名読みの方が古いらしい。日本語的やまとんちゅを万葉仮名(カナ読み)として意識した名前「あや」。言葉のアヤって言葉もありんすけど・・間違いを誤魔化すときに使う言葉でありんすよ・・。

とにかく日本人が好むポピュラーなカナ読みの名前の一つらしい。女の子の名前に向いた華やかな印象にも当てはまるのかな?と推察に至る。

そういえば2020年の芥川賞「せいだちあわだちそう」のタイトルはカナ読みを意識しているのだろうか?未だ私は読んでいないのだけれど。(読むの楽しみにしてまーすっ。)

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→上昇する雲が虹色に見える現象がそもそも「彩雲」と呼ばれているらしい。零戦偵察機の名前はこちらの雲から名付けられたのだとか。 ※写真拝借致しました。

◆名前はその人となりを表す?◆

人の名前というものは、得てしてその人御本人のルーツが浮かび易い。名前はその人となりを表している気もしてくる。

名字に至っては、どこの出身、またどちらの職業のご出身かどうかも判りやすいものだ。最近は子供の名前に、外国人を意識した王子姫君のような美しいキラキラネームを付けるのが流行っている。皆さんキラキラしている!・・って事ですな。キラキラ・・羨ましいではないですか!私の時代なんて私の名前なんて偵察機・・だったのに・・なんとまあ幸せな愛され世代だろうか?王子様お姫様みたいになりたい願望の現れなんだろうな。

キラキラネームに対しての世論の反応は、日本語の深みがないし単純過ぎるだとか日本文化を感じないだとか批判も多く賛否両論出た。しかしキャッチーで判りやすいし、何よりも前向きでいいなと思う。鈴きの的には出来るだけ、新しいモノには敏感に寛容でありたいと思う。「わかりやすい」っていうのが、昨今の流行なのだろうからね。Maybeeee!!

ー Fin ー

Textby: SuzukinoAyako  鈴きの彩子

編集:べみん 様 →


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