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#4 学校教育と政治

ネットの野次馬や、にわか評論家が世論を大きく動かしたり大きな波を起こす時代だ。

YouTubeで政治家や政党の容姿と理念を観て聴いて投票する行動が若年層に見られるという。
なんだかなあ、と思う一方でそういう時代なんだと受け止めざるを得ない現実がある。

政治に無関心であるよりは関心を持った方がいい。
政治は法律をつくったり改正することが大きな役割だ。

高等学校学習指導要領では教科公民に「公共」という新科目が登場した。
内容は次の大項目で構成されている。

「A.公共の扉」
「B.自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち」
「C.持続可能な社会づくりの主体となる私たち」

私たち一人ひとりが社会の形成者なのだが、国家、集団、組織にはルール・決まり事が必要で、法律や諸制度は政治でしか変えられない。

政治学の講義で大学生に向けて「選挙に行って意思表示したほうがいいよ」と話したりもする。

でも自分自身、心の内では「投票した政党や政治家が当選しないんだよなぁ」「あれ?公約に掲げていたことはどこへいったんだ?」という虚しさを感じている。

「どうせ変わらない」という言葉がどれだけ蔓延していることか。

外国に逃亡しながら国会議員をやっていたり、殺人者(の疑いがかけられている)議員がいる国に明るい未来はあるのか。

アホな議員を生み出さないこと、無関心な国民を増産しないこと。
選挙にはそんな役割もあるはずなのに、それすら機能しない出来事が起こっている。

学校教育が果たすべき「持続可能な社会づくり」
真面目に考えなければならない。